BMW 2シリーズ・グランクーペ
1シリーズの後に続くのは、新世代の2シリーズになる。通常の2ドアクーペとカブリオレに加え、メルセデスの新型CLAとアウディA3サルーンに対抗すべく、4ドアクーペモデルも登場する予定だ。
ホイールベースの延長によりキャビンスペースは拡大しているものの、スパイショットからは依然として特徴的な傾斜したルーフラインが採用されていることが分かる。
エンジンはお馴染みの3気筒と4気筒ガソリンターボがラインナップされ、新たに登場するM2がトップモデルとなるだろう。
ボルクヴァルト
初めてボルクヴァルト復活の計画を耳にしたのは2015年のことだった。このドイツメーカーは破産申請のあと、1961年を境に休眠状態に陥っていたものの、中国企業がブランドの権利を買い取り、アウディのライバルとなるべくその名を復活させたのだ。
昨年末には英国とアイルランドへの車両輸出の計画も明らかとなっている。つまり、Q3同等のボディサイズをしたBX5と、Q5ほどのサイズを持つBX7という2台のSUVを、数カ月以内に目にすることになるということだ。
ボルクヴァルトでは、一風変わった存在でありながら、ライバルモデルよりも安価なプライスタグを掲げた魅力ある存在になることを狙っている。
ホンダe
最終的にホンダeと呼ばれることになったこの都市型EVのコンセプトモデルが、2017年のフランクフルトモーターショーで公開された時のオンライン記事は、もっとも多くのアクセスを集めたもののひとつとなっている。
そのレトロでコンパクトな姿には誰もが魅了されたからこそ、量産モデルでも可能な限りコンセプトモデルに近いスタイリングを実現しようと、デザイナーは苦労したに違いない。
コンセプトカーでは3ドアだったボディスタイルが、より実用的な5ドアへと変更されたものの、年末には量産モデルの姿を英国のホンダディーラーでも見られることになる。
欧州市場向けとしてはホンダ初となるこのEV(日本と米国市場ではすでにEVハッチバックのクラリティを販売している)では、専用プラットフォームを採用するだけでなく、未来のホンダ製EVの「テクノロジーとデザインの方向性を示す」存在であり、さらに、そのハイテク満載のインテリアは、現在のホンダの主要なモデルからの大いなる飛躍を示すことにもなるだろう。
コンセプトモデルで採用されていたブルーのバックライトを持つホンダのエンブレムと、3895mmというジャズ(日本名:フィット)よりも100mm短い3895mmという全長は、今後登場するホンダ製EVの新たなスタイリングを示唆するものでもある。
フル充電で200kmというその航続可能距離が示すとおり、このクルマは完全な都市部向けEVとなる。
2017年の東京モーターショーでは、ホンダeと同じようなデザインを纏った派生モデルとも言うべきホンダ・スポーツEVコンセプトが公開されており、現時点でゴーサインは出ていないものの、量産化に向けた検討が進められているという。
キア・ソウルEV
米国では若者に根強い人気を誇るキア・ソウルだが、英国での状況はやや異なるものであり、それが3代目となる新型ソウルが、米国市場ではガソリンエンジンも選択できる一方、英国では純粋なEV専用モデルとして発売するという大胆な決断の背景となっている。
確かに新型のスタイリングは革新的なものかも知れないが、本当の変化はその中味、特にその新たなEVパワートレインにあり、これまでのソウルEVよりもはるかにパワフルというだけでなく、その航続可能距離は2倍以上の451kmに達している。
さらに、より広いインテリアスペースを誇る一方、若年層のドライバーを魅了すべく、キャビンには多くのハイテクが使用されている。
メルセデス・ベンツGLB
すでに十分以上のコンパクトSUVが市場に存在していると考えられているいま、メルセデスからさらなるニューモデルが登場している。
GLBとは、現代性とAクラスのコンパクトさに、Gクラス譲りのタフでマッチョなスタイリングを組み合わせ、車高をあげたAクラス以上の存在だと言えるGLAと、フルサイズのGLCの間を埋めるモデルだ。
お馴染みのガソリンとディーゼルエンジンモデルに加え、Aクラス同様、メルセデスAMGではハイパフォーマンスバージョンとして、35と45の開発を進めている。
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