歩くのは日常的な行為ですが、有酸素運動でもあります。歩いていることで末端の各細胞まで酸素が十分に送られ、細胞の新陳代謝が活性化。脳や内臓の活動が活発になります。美しく歩くには背筋が伸びていて、健康であることが大切。今回はそのための「反る」ポーズをご紹介。

歩くことは最も身近なエクササイズ

歩くというのは日常的な行為ですが、有酸素運動でもあります。歩いていることで、末端の各細胞まで酸素が十分に送られます。それによって細胞の新陳代謝が活性化し、脳や内臓の活動が活発に。全身運動なのでストレッチ効果を及ぼしたり、脂肪の燃焼を手伝ったりもします。歩くことは、一番身近なエクササイズかもしれません。

美しく歩くには、背筋が伸びていて、健康であることが大切です。今回は美しく歩くために取り組みたい「反る」ポーズ。上半身を反らして伸ばす「弓のポーズ」です。

これはノド、胸、お腹のストレッチになります。足の先まで意識して伸ばすことで、より効果を高めましょう。自分のできる範囲で、十分に気持ちのいいところまで伸ばしたら、きちんとリラックスして終わることが大切です。

◇スタイルを整え魅力的な歩き方を作るポーズ

1.額を床に着けた状態でうつぶせになる。手は体のわきに置き、手のひらは上に向けておく。足は甲を床に。

2.ひと息吸ってお腹を膨らませる。完成ポーズをイメージし、両脚を折り、両手で足首をつかむ。

3.息を吐きながら脚を上げ、額を天に向かって上げていく。吐きながら、自分の最大限に向かって体を反らしていく。足の甲、指先まで十分に伸ばす。

4.息を吐ききった後、頭が一番上を向いている状態に。目は眉間を見る。

5.両手両脚とも下ろし、縮めていたカカト、腰を開く。ヒジも広げて、顔は横を向くようにしてリラックスする。

ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.6/「ココロと体を整えて美しく歩く」
監修:一草庵白雲斎/心身の健康を考えた日本で初めてのスポーツクラブ「国立スポーツクラブ」を創設。真田一族の末裔として「一草流忍法ヨーガ道場」を主宰。中医学に通じ、相対した人の体調、体質などを瞬時に見抜き、それに応じたヨガを指導する。

きちんと歩くための「反る」ポーズ