あらすじ

レジナルド・ドワイト(タロン・エガートン)はイギリスの田舎町で、不仲な両親から愛を与えられずに成長した。天才的な音楽センスに恵まれた彼は「エルトン・ジョン」を名乗りミュージシャンを志す。作詞家のバーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)と、彼の詩にメロディを付ける形で共作を開始し、のちの名曲「ユア・ソング」が誕生する。デビューを果たし、LAでの初ライブが大成功したエルトンはスターダムを駆け上がるが、恋人兼マネージャージョンリードリチャード・マッデン)との関係や売れ続けるプレッシャーに苦しみ、アルコールドラッグに依存していく。バーニーが彼から去ったとき、エルトンはある決断をする。

〈解説〉

歌手のエルトン・ジョンの半生を、彼の楽曲に乗せて描くミュージカルドラマ。監督は『ボヘミアン・ラプソディ』のデクスターフレッチャー。121分。

中野翠(コラムニスト

★★★★☆ドラマとしては前半の親子関係。世界的な価値観の大転換期。先端にいる者の苦悩と栄光。型通りになるのも仕方ないか。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★☆☆あえて平均点を狙ったような伝記映画。総製作がエルトン・ジョンでは、どうしても綺麗ごとが増える。不快ではないが。

斎藤綾子(作家)

★★★★★懐かしい楽曲や舞台の光景を涙腺ゆるめつつ満喫。エガートンのダメ男ぶりが清廉で、結末の実写映像の至福にも納得。

直人(映画評論家

★★★★☆歌唱も自前でこなすエガートンの芸能魂に拍手。波瀾万丈の半生を演目にしたディナーショーのようなお水の魅力がある。

洞口依子(女優)

★★★☆☆ジュークボックスオペラ的着陸しないロケットマンロックオペラTommy』に及ばず。母役ブライスの無敵感に星。

INFORMATION

ロケットマン」(英、米)
8月23日(金)より全国ロードショー
監督:デクスターフレッチャー
製作総指揮:エルトン・ジョン
出演:タロン・エガートン、ジェイミー・ベル、リチャード・マッデン、ブライス・ダラス・ハワード ほか
https://rocketman.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年8月29日号)

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