夏の名物チャリティー特番「24時間テレビ42 愛は地球を救う」(8月24日夜6:30-25日夜8:54、日本テレビ系)。25日昼4時30分ごろには「どうしても奏でたい!半身麻痺となった少女が夏の挑戦」を放送。櫻井翔が、右半身まひをした少女・濱本彩菜さんとピアノ演奏に挑戦した。

【写真を見る】「24時間テレビ42 愛は地球を救う」の舞台となった東京・両国国技館のステージ

今年の24時間テレビはメインパーソナリティーを6年ぶり5回目となる嵐が、チャリティーパーソナリティーを浅田真央が務める。また、会場は番組初となる東京・両国国技館を使用。

テーマは「人と人 ~ともに新たな時代へ~」。令和初の「24時間テレビ」は、人と人のつながりを通じて「手を取り合って新しい時代を作っていこう」「様々な人が手を取り合う時代にしていこう」というメッセージを発信する。

大阪・豊中に住む11歳の濱本彩菜さんは、6年前に母・洋子さんが彩菜さんの異変に気付き、病院に行くと脳梗塞と判明。その後、手術をするが体の右半分にまひが残ってしまった。

父・全彦さんは、彩菜さんの病状が明らかになった時「なんで彩菜なんだろう」と、当時の心境を語った。しかし、車いすを使ってもいいのに、自分の足で歩いて学校に向かう彩菜さんの姿に両親は「前を向かなきゃ」と励まされたそう。

両国国技館での披露を目指して練習に励む

櫻井が彩菜さんの家族の元を訪問すると、驚きの表情を見せる。彩菜さんに「嵐の中で誰が好き?」と聞くと「櫻井!」と元気よく答える。

さらに、櫻井が「(両国国技館での演奏を)誰に見せたい?」と聞くと「ママ」と即答し、脳梗塞が発症する前からピアノ教室に通っていると話した後、「ママが『ピアノをやろう』って言ってくれたから」と恥ずかしそうに理由を明かした。

櫻井と演奏する曲は、彩菜さんのリクエストで「千と千尋の神隠し」(2001年)の挿入歌「あの夏へ」。家族で見た大好きな映画だそう。

練習に取り掛かるが、彩菜さんは脳の運動機能が低下し、思うように指が動かない。さらに、利き手ではない左手での演奏ともなると、複雑に動かすのは大変。リズムもうまくつかめない。うまくいかずいら立ってママとけんかすることも。

しかし「ママが喜んでたら彩菜もうれしい」という思いの下、練習をし、本番に挑んだ。

■ いよいよ「あの夏へ」を披露

本番前のCM中、緊張している彩菜さんに声を掛ける総合司会の羽鳥慎一と櫻井。櫻井は伴奏前に、彩菜さんの緊張を解くように肩に触れる。

「あの夏へ」の伴奏が始まると、櫻井はうなずきながらリズムを取り、彩菜さんの演奏を優しく見守る。最後は、二人で呼吸を合わせ、ピアノ伴奏は終了した。

彩菜さんは「緊張しなかった」といい、櫻井は「伸び伸び弾いてたもんね。左手で演奏して、左でペダルを踏んでるんですね。重心が左にかかっているからバランスを取るのがめちゃくちゃ難しいんです。

いかに彩菜ちゃんがここに至るまでどれだけ練習したか、ご家族のサポートがあったか。こんなきれいな音色をお母さま、お父さまに届けられて、横で感動しながら聞いていました。よかったね」と労った。

洋子さんは「お忙しい中、(櫻井が)大阪まで来ていただいて本当にありがとうございました」「(彩菜さんにとって)いい思い出になったはずです」。全彦さんも「上手にできた。櫻井くん、ありがとう」と感謝を述べた。(ザテレビジョン

櫻井翔がサポートする企画「どうしても奏でたい!半身麻痺となった少女が夏の挑戦」