JALが国際線、国内線の機内安全ビデオリニューアルします。従来のものよりも臨場感のある映像で描いたという新ビデオは、実際に脱出する時に利用者が体験する目線なども再現されています。

事故から得られた教訓を踏まえ制作

JAL日本航空)は2019年8月22日(木)、国際線、国内線の機内安全ビデオ9月1日(日)にリニューアルすると発表しました。

新しいビデオは、「着席時」「緊急脱出時の機内、機外」の各シーンに分け、従来のものよりも臨場感のある映像で描いたといいます。また、適切な行動を取らなかった際に起こりうるリスクを具体的に映像化。その行動の目的を理解し、必要性を認識できるよう制作したそうです。

着席時のシーンは、荷物を正しい場所に収納しなかった場合や、シートベルトを常に着用しなかった場合に発生するリスクを、人やモノの動きを映像化し、表現しています。

緊急脱出時の機内のシーンは、荷物を持って行動した場合に、通路が塞がれて利用者が脱出できなくなる様子や、荷物やハイヒールで脱出用スライド(滑り台)が破損して利用できなくなる様子を映像化。機外シーンは、実際にスライドから滑る際の目線をイメージした表現を取り入れたほか、スライド下での具体的な援助方法も横や正面からの角度で再現しています。

このビデオは、世界の事故事例から得られた教訓や、ノンフィクション作家の柳田邦男さんを座長とする「安全アドバイザリーグループ」からの助言を踏まえ制作。10月には、安全に関するルールマナーをまとめたビデオリニューアルされ、搭乗中の機内や個人画面で見られるようになる予定です(一部機種では視聴不可)。

新機内安全ビデオ「脱出時目線」のイメージ(画像:JAL)。