カップル(Stefan Stanisavljevic/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

「家事も育児も手伝ってくれない」「家ではホントに役立たず」などと言われる男性が多いなか、妻を愛し尽くしまくった男性が、理不尽な理由で離婚を申請された。

■「愛されすぎてもうイヤ」

アラブ首長国連邦で暮らすある女性が、「夫と正式に別れたい」として裁判所を訪れた。

結婚してまだ1年。新婚にも関わらず傲慢な夫に耐え兼ねたのかと思いきや、妻はその真逆を主張。「息ができないほど愛情を注がれ苦しいのです」「この夫は家の掃除までするのですから」などと訴えかけ、判事を仰天させた。

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■新婚生活は「地獄のよう」

何でも許し「いいよ」と認めてくれる穏やかな夫の態度に、妻は驚くと同時に苛立つようになり、「一体なになのよ、この人は」という理不尽な不満と怒りを募らせていったとのこと。

ついには「こんな生活は地獄そのものよ」と感じ始め、結婚生活にピリオドを打ちたいと願うようになったという。

■尽くされすぎて議論もできず

この妻が望んでいたのは従順な夫ではなく、時には議論しあえる相手だったとのこと。

「でもこんなにも優しい夫が相手では無理なんです」「この人はいつだって私を許し、しかも贈り物を山のように買ってくれるんですから」と妻は驚くような不満を口にしている。

■「完璧な夫を目指したのに」

当然男性は妻の主張に納得せず、「僕はただ完璧で心優しい夫になろうと努力していたのです」と猛反論。判事に対しては「どうか妻に、このような申請を取り下げるようアドバイスしてください」と懇願した。

また間違いなく善良な夫であるにも関わらず法廷においても妻の機嫌を損ねまいとし、「みんな失敗から学ぶものです」「結婚1年にして、もうダメだなんて決めてしまわないで欲しいのです」とも主張したことから、裁判所はこの離婚に関する審議の延期を決定した。

このニュースを知った人々からは「ウチの旦那と交換して…」「独身のほうが気楽だと再認識した」「なんなんだ、この女は」といった声が噴出している。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

「献身的な夫がうざい」 妻が愛情たっぷりで優しい男性との離婚を申請