激怒女性(Ranta Images/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

物が溢れ、贅沢な暮らしに慣れた子供たち。しかしある女性は、新品の鉛筆入れをゴミ箱に捨てた娘の行為を目の当たりにして激怒。「アンタはコレを持って学校に行きなさい!」と、すごい物を手渡した。

■「みんな持ってるもん!」

米フロリダ州で暮らすある母親が、幼い娘が学校に持って行けるようにと新しい鉛筆入れを購入。きっと喜んでくれるだろうと期待していたものの、娘はお礼すら言わずそれをゴミ箱に投げ捨て寝室へ。

ドアを思い切り閉めたうえに、「そんなのバカみたい、みんな同じのを持ってるじゃん!」と大声を張り上げたという。この様子に苛立ちつつも、母は「今こそ娘に大事なことを教えるチャンスだわ」と思いついた。

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■ファスナーがついた袋を娘に

母親はキッチンに行きジップロックを取り出すなり、それにマジックで名前を書き娘の元に。「アンタはこれに鉛筆を入れて学校に行けばいい」と伝えたところ娘は大声を上げて泣き始め、「さっき捨てた鉛筆入れを持っていく」と言い張った。

しかし母親は「それは許さないわ」と禁じた上で、「とにかくあの鉛筆入れをゴミ箱の中から拾ってきなさい」と娘に命じたという。

■「お金がない子にあげましょう」

娘は鉛筆入れをゴミ箱から出してきたというが、母親はそれを娘に再度与えることを拒否し、「これは学校に持っていく物を購入できない子に贈りましょう」「親がいない子にあげてもいい」と伝えたとのこと。

さらに娘に対し「あなたは物のありがたみが分かっていない」と伝え、しばらくはジップロックを持って学校に行かせることにしたという。

■母の躾に大反響

無残にもゴミ箱に捨てられた鉛筆入れ、そして大泣きする娘の写真をFacebookにアップしこの日の出来事につき書き綴った母親を、多くの親たちが称賛。瞬く間に5万7千回シェアされたこの投稿には、「良い教育法だと思う」「正しい躾ね」というコメントが多数書き込まれた。

しかし中には「最初から娘に選ばせればこんなことにはならなかったのに」というコメントも。どちらも正論とはいえ、物を粗末にしてはいけないことを少女が学んだことは間違いない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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