YouTube配信の連続ドラマとして注目を集めるドラマ「主人公」の完成試写会が25日、東京・台場のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催。主演の神尾楓珠、共演者の小野寺晃良、長谷川慎(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、今野彩夏、上原実矩、大河原恵、青木柚、若林薫、出口夏希、小西詠斗、木戸大聖、小越勇輝、木村真人監督、脚本家の森永直人が登壇した。連続ドラマ初出演の出口がコメントに詰まると、出口の恋人役を演じる小西詠斗が優しくフォローしチームワークの良さを見せた。

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同作は、2018年に結成された映像制作団体「INDIEZ」(Supported by 共同テレビ) が手掛けるYouTubeドラマ。2019年1月に配信されたYouTubeドラマ「タスクとリンコ」に続く、本格連続YouTubeドラマの第2弾。“エンパス”という共感能力を抱えた大学生が、仲間たちとさまざまな問題や悩みを共有し、大人へと成長していく青春群像劇だ。

■ 神尾はYouTube連続ドラマという新たなチャレンジに共感

イベントでは第1話から第3話までが上映され、その後、キャストによるトークショーが行われた。

YouTubeでのドラマに初出演する神尾は「一番気軽に観られるツールがYouTubeだと思うんです。多くの人に観てもらうにはYouTubeドラマというのは画期的だなって思いました」とコメント。同世代のキャストが多いことについては小野寺が「僕も含め、年の近い人たちが集まりました。カメラが回っていないところでは本当の大学生みたいに仲良くできました…よね? とっても楽しかったです(笑)」と現場の雰囲気を伝えた。

同作に登場するエンパス(共感力者)にちなみ、役柄に共感できた点についての話題に。神尾の妹役として連続ドラマ初出演の出口は「祐奈は元気な子で、普段の自分と同じなんですけど、役で元気な子を演じるのは難しくて…」と答えるも、緊張からか言葉に詰まるひと幕も。すると、祐奈の恋人役を演じる小西が「撮影が始まるまでいつもノホホンとしてるのに、スタートの声がかかると一気にスイッチが入って、明るくなってるからすごいなって」としっかりフォローしていた。

■ 現場のムードメーカーに名前が挙がった意外な人物

また、ホワイトボードを使ってアンケートも実施。「現場のムードメーカーは誰?」という質問には、神尾と小野寺、そして脚本家の森永の名前が多く挙がった。森永が現場でメイキング映像のカメラを回し場の雰囲気を和ませていたそうで、出口は「森永さんがいたからすごく現場に慣れるのが早かったです」と感謝を述べた。

終盤には主題歌「主人公」を書き下ろしたシンガーソングライターの大橋ちっぽけが登場。大橋自身、現役の大学生という事で「登場人物の一人一人に気持ちにすごく共感できてリアルな物語だなと思いました」とドラマの感想を語った。

最後は神尾が「それぞれがいろんな悩みを抱えて生きていく話で、今回は舞台が大学のゼミで、就活だったりするんですけど、大学生に限らず、どんな方にも伝わるものがあるんじゃないかなって。きっと何かしら通じるものがあると思うので、最後まで見ていただけたらいいなと思います」と締めくくった。

YouTube連続ドラマ「主人公」は9月2日(月)18時に第1話の配信がスタートする。全6話。主人公の大学二年生・原純太(神尾)は、生まれながらにして共感する力が人一倍強いエンパス(共感力者)の持ち主。周囲が就活で追われる中、将来の夢を持てない純太は漠然とした不安に駆られていた。そんな彼の周囲もまた、就職や家族の死、同性愛など、様々な悩みや葛藤を抱えつつ、少しずつ大人への道を模索していた。(ザテレビジョン

YouTube連続ドラマ「主人公」の完成試写会が行われた