最近、ニュースなどでよく耳にするようになった退職代行サービス

退職
※画像はイメージです
「会社を辞めたいけど自分から上司に切り出しにくい」「退職意志を会社に伝えようとしたら強引な引き留めに遭ってしまい、精神的苦痛を感じた」といった事情で関心を持ったり、実際に利用したりするケースも増えているようです。

 多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所」が17~29歳の若者約500人を対象に実施した「退職代行サービスについての意識調査」では、興味深い傾向が明らかになりました。

「退職代行」サービスの認知度は51.3%

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提供:「就業意向に関する調査」(ツナグ働き方研究所)
 そもそも退職代行サービスとは、退職希望者本人と会社の間に入り、本人のかわりに退職の意向を会社に伝えたり、退職に関する諸手続きを請け負ったりするもの。

 これについて「知っている」と回答した人は全体の51.3%という結果になりました。さらに男女別でみると、男性は52.7%、女性は50.7%で、ほぼ差はないようです。

知っている人のうち「使ったことがある」のは……

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提供:「就業意向に関する調査」(ツナグ働き方研究所)
 退職代行サービスを知っている約半数の人の中で、「使ったことがある」人は14.8%、「使ってみたい」人は21.2%となり、合わせると35.9%(全体で見ると約18%)の人がこうしたサービスについて肯定的な関心を寄せているということがわかります

 男女別で見てみると、男性は「使ったことがある」が23.1%、「使ってみたい」が24.4%で計47.4%となり、女性は「使ったことがある」が11.2%、「使ってみたい」が19.7%で、計30.9%という結果に。この数値から、男性のほうが、より退職代行サービスに関心が高いという傾向が見えてきました。

退職代行サービスが注目される背景

 今回の調査から見えてきた、若者世代の退職代行サービスへの注目度の高さ。こうした背景には、人手不足などを原因とする企業からの過剰な引き留めや、それによって心身を病んでしまうケースが発生しているようです。

それなら会社とのやりとりを第三者に依頼して、自分の心身の負担や煩雑な事務手続さの手間を減らしたい」「面倒な手続きは第三者に任せて、自分は転職活動に専念したい」と考える人も増え、まさに退職代行サービスは“時代のニーズ”といえるのではないでしょうか。

 また、SNSなどのネット上のコミュニケーションが日常的となっている若い世代には、会社の上司に面と向かって自分の意志を伝えるのが苦手で、直接だとなかなか切り出しにくいことも、第三者に料金を払ってすべて代行してもらえるサービスが合理的と受け入れられるのかもしれませんね。

TEXT/なかたり>

調査概要
調査対象:「就業意向に関する調査」(ツナグ働き方研究所)
調査期間:2019年4月20日2019年4月24日
調査対象:全国の17~29歳男女・現在の雇用形態が「会社員(正社員)」「会社員(契約社員派遣社員)」「公務員499名(男性148名・女性351名)
調査方法:インターネット調査

【なかたり】



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