まずは一般的なお財布に多く使われている素材についてチェックしていきましょう。


■財布の素材はさまざま!一般的な財布の素材の特徴は?

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ここでは一般的に財布に使われている素材の特徴を紹介します。
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・革は多彩な種類があり、味の変化を楽しめる
お財布に使われている素材といえば、まず思い浮かぶのは革ですよね。一口に革と言っても、その種類は細かく分かれています。牛革(カウレザー)や馬革(コードバン)、ワニ皮(クロコダイルレザー)、蛇革(パイソンレザー)、羊革(シープスキン)、ダチョウ革(オーストリッチ)、豚革(ピッグスキン)などその種類は多彩です。また、最もメジャーな牛革の中でもカーフスキンやブライドルレザーなど、牛の年齢や製法によっても特徴が異なってきます。

・合皮は気軽に買い替えができるコスパの良い素材
合皮は革製品より劣るというイメージが先行しがちですが、最近の合皮は品質もどんどん高くなっています。本革よりもずっと安価で、見た目も遜色なく特別な手入れも必要ない点からあえて合皮素材をセレクトする人も多くいます。しかし、革製品のように経年とともに味が出てくるという性質はないため、素材の表情の変化を楽しみたいという人には不向きです。

・布は軽くて丈夫!水濡れにも強いメリットの多い素材
布製の財布も、革に比べれば安価に手に入ります。革の大敵である水濡れにも強く、物によっては洗濯も可です。キャンバス地など、布の中でも丈夫な生地を選べば長年使用することもできるでしょう。他に財布でよく使用されている生地と言えばナイロンですが、こちらは汚れもつきにくく速乾性も高いなどメリットの多い素材です。財布自体も軽くなるので荷物の負担を減らしたい人にもおすすめの素材となっています。

■基本的な財布の手入れ方法をチェックしよう
ここでは基本的な財布の手入れ方法を素材別に紹介します。

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・革財布の手入れは?乾燥が何よりも大敵!
革のお手入れの仕方は人によりさまざまですが、基本的に「乾燥」が大敵です。どんなお手入れ方法でも、この乾燥を防ぐというのが最も大切なポイントとなります。ほこりなどの汚れを落とし、水分が浸み込み過ぎないよいうに軽く水拭きしたあと、乾拭き。それからオイルクリームを薄く塗って保湿。最後に艶出しのブラッシングをします。人間の肌と同じように、汚れを落とし、保湿をすることが長く革製品を楽しむための秘訣です。これらの手入れは、2、3ヶ月月に1回程度の頻度で行うと良いでしょう。




・合皮の財布の手入れは?高熱による変質に注意しよう

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合皮の財布の場合は、革のように保湿は必要としません。汚れを落とす、水を含ませて硬く絞った布で表面を拭く、最後に乾拭き。この3ステップで終了するので革よりもお手軽です。合皮は熱や直射日光に弱いため、熱いおしぼりなどで拭かないようにしましょう。また、合皮は裏地に布を使用しているため、水分の多い状態で放置するとカビの原因となります。

・布財布の手入れは?叩き拭きで繊維に浸み込んだ汚れを除こう
布製の財布のお手入れは、手垢や汚れが繊維のすきまに浸み込んでいるケースが多いため、洗剤を使用して叩き洗いする方法がおすすめです。汚れの部分に専用のクリーニング液、もしくはおしゃれ着洗い用の中性洗剤の原液をつけ、ブラシでこすります。タオルで挟んで水分をとり、全体を叩き拭きしましょう。これを数回繰り返し、何度か乾いたタオルで清め拭きします。日陰で干してしっかり乾燥させてください。

■使える財布の手入れアイテムをピックアップ!
ここでは財布の手入れを考えたときに持っておくと便利なアイテムを解説します。以下はアイテム別の紹介ですが、革製品の場合はお手入れ用品がセットになったものを購入するのもおすすめですよ。

・ブラシは馬毛ブラシがおすすめ!ホコリ取りに活躍

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財布のお手入れでは、まず汚れやホコリを払い落とすことが必要となります。その際に持っておきたいアイテムがブラシです。細かいパーツ部分や縫製のすきまに入り込んだホコリは、布で拭くだけでは取りにくいのでブラシが活躍します。豚毛やヤギなどいろいろな動物の毛のブラシがありますが、一つ持っておくなら馬毛のブラシでしょう。適度な弾力があり、柔らかめで財布に傷をつけません。さまざまな製品のメンテナンスに役立つため持っておいて損はないアイテムです。




・保湿アイテムは必須!汎用性の高いものがあると便利

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革製品には必須なのが保湿オイルクリーム定期的に塗り込んで磨くことで、柔らかく瑞々しい状態を保ちます。おすすめは「デリケートクリーム」という乳化性の保湿クリームです。浸透性が高く、シミになりにくい特徴がありつつもしっかりと油分を補給してくれます。ろう成分がほとんど含まれていないため、さまざまな革に使用できる便利なアイテムと言えるでしょう。

・汚れを落とすアイテム!高いクリーナーを使わないとだめ?
布製の財布の汚れを落とすのは、専用のクリーニング剤が最適ですが、食器用の中性洗剤でもある程度の効果が期待できコスパも良いです。ほんの少量の洗剤を水で薄め、ぽんぽんと叩き拭きしてみてください。革財布には中性洗剤ではなく、専用のレザークリーナーを必ず使用するように注意しましょう。財布を乾拭きするときには、目の粗いタオルよりも眼鏡拭きのような細かいものを使用すると表面の汚れが良く取れます。




・汚れ防止アイテムは?保湿と防水を兼ねるスプレーが必須

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汚れを防止するために持っておきたいアイテムとして、防水スプレーがまず挙げられます。革財布をお店で財布を購入してすぐ、もしくはクリームでしっかりと保湿をしたあとに防水スプレーを吹きかければ、油分や水分を閉じ込める役割にもなります。もちろん雨や水滴などのシミを防ぐ役割もあるため、必ず持っておくと良いでしょう。合皮の場合はもともと撥水性が高いため、スプレーは不要です。布製の財布には、布用の防水スプレーを購入するようにしてくださいね。

■財布の手入れはしっかりと定期的に!メンテナンス次第で美しさが続く

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素材別の財布の手入れ方法をご紹介しました。日常的にお金や手がふれる財布は、予想以上に汚れが溜まっているもの。定期的に拭いたり磨いたりすることで、素材の状態が長持ちします。こまめなお手入れをすることで、金運アップも期待できるかも?毎日使うものだからこそ、気持ちの良い状態を維持できるようメンテナンスしましょう。
(mamagirl
掲載:M-ON! Press