25日、歌手のASKAが活動休止となっていた「CHAGE and ASKA」からの脱退を発表。それを突きつけられた形となった相棒のChageに心配の声が上がっている。
■ASKAがブログで宣言
デビュー40周年の記念日となった25日、ASKAは自身のブログに「関係者各位」と題した記事を投稿。そのなかで、「CHAGE and ASKAから脱退いたします」と宣言する。
脱退の理由は、「片方だけでは語ることはできない」とのこと。「もっと本音で、心から語り合うことができてたら」と嘆き、「理由は私たち2人だけが知っていればいい」と語らなかった。
ASKAによると、Chageはまだ脱退を受け入れていないのだという。Chageの今後については、「今後の彼の活動を、嘘偽りなく応援します。彼にも、同じような気持ちを持って欲しい」とエールを送った。
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■亀裂が鮮明に
今回脱退を決意したASKA。直接的な表現は避けているが、その理由はChageとの亀裂だった様子。それを鮮明に感じさせたのが、24日付のブログ記事だ。
この中ではChageに対し辛辣な言葉を浴びせており、脱退について
「『解散について』、または『話し合い』に関しましては、Chageサイドから、会話する時間も場も設けて頂けませんでしたので、このような形を取らざるを得ませんでした」
と話し合いに応じないことに業を煮やした措置であることを告白している。
記事内には批判と思える文章が並び、長年連れ添った相方について「グループとしては、どうしょうもない最低なヤツだ思っているが、嫌いではありません」と表現した。
■「あいつとは信頼関係を築けない」
さらに24日付記事の最後でASKAは、「脱退を決意したことを弁護士を通じて連絡したところ、返信のなかに『2人で会いたい』とChageの言葉が入っていた」と明かす。
そのうえで「僕のメールアドレスも電話番号も知っているのに大事なことを弁護士経由で伝えるあいつとは信頼関係を築けない」と記す。2人の信頼関係が揺らいだことが、脱退に至る大きな理由であるようだ。
なおASKAは「あいつにも言い分があると思うので全てだと思わないでほしい」と慮る優しさも見せている。
■Chageはコメントせず
ASKAから「脱退」を突きつけられた模様のChageは、Instagramで40周年について謝辞を述べたが、事実上の解散については言及していない。
■Chageに同情の声
長年コンビとして連れ添い、覚醒剤事件時には相方として全くの無関係ながら、報道陣に謝罪したChage。
それにもかかわらずASKAに批判と思える文章を並び立てられたうえ、脱退を一方的に宣言された形になったことに、ネット民から「かわいそう」など同情の声が上がっている。
ASKA脱退ってどうなの…全部自分の都合じゃん…大麻やって迷惑かけといて…。CHAGEが可哀想だと思うんだけど…。
— 声 架 🌹 . * ・ (@sei_23712) August 25, 2019
40年程チャゲアスファンで、かつASKA推しの母は「ASKAは勝手過ぎる。CHAGEが可哀想だ。」ってキレてる。
— はじこさん@もたり (@61myo) August 25, 2019
本当のところはわからないけど、発表の仕方的にもなんだかCHAGEちゃんかわいそうって見方になってしまう…。ため息出たわ。頑張った先にいつか二人で、と思ってたんだけどなぁ。残念。ってか脱退ってなんだよ🤔
— ショコラシフォン☆ (@miho_mi7) August 25, 2019
CHAGE & ASKA
ASKAは脱退???
解散ではなく脱退なのねw栄光ある活動に黒歴史を縫って
勝手に辞めてく愚か者。CHAGEさんが可哀想ぎる。おまえのために
どれだけ苦労させられたことか。#チャゲアス #ASKA— goemon (@goe_mon1) August 25, 2019
ただし一部には「ASKAが連絡を待っていたのに、Chageが弁護士を立て話し合いに応じないことが招いた脱退なのではないか」という声もあった。
いずれにしても、第三者が簡単に語ることのできる問題ではないようだ。
■残念な記念日に
日本を代表する音楽ユニットだったCHAGE and ASKA。ASKAは「嫌いではない」としているものの、解散の理由が、2人にできた溝が埋まらなったことが原因だった様子。
デビュー40周年の記念日はChageとファンにとって、最悪かつ後味の悪いものになってしまった。
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