年の差カップル(itakayuki/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

「どうせすぐに別れる」と書き立てられた芸能人カップルが、順調そのもので家庭も円満。一方、大恋愛の末に結ばれるも1年たたずに離婚という例もある。結婚とは相性がすべて。じつに不思議なものだ。

■83歳の祖父は結婚4度目

8月18日インドネシアジャワ島の中部ジャワ州テガル市に異色のカップルが誕生した。2人は56歳という大変な「年の差婚」。おまけに夫婦になる前は、なんと祖父と孫娘の関係であった。

男性は83歳で4度目の結婚となるが、女性は27歳で初婚だ。とても美しい女性であるため、世間はただ首をかしげてしまった。「なぜこの老人、しかも自分の祖父でなければならなかったのか」と…。

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■純愛を主張する新婦

世間はその2人の結婚について、やはり意地の悪い解釈をした。男性は地元では有名な宗教指導者で富も名誉もある。数年もすれば彼女にたくさんの遺産を残してあの世へ旅立つことになるだろう。「彼女はそれを狙っている」というのだ。

しかし彼女は『Tribun Jateng』紙の取材に、「ほかの誰より彼が好き。一目惚れのような感覚で、祖父のことを心から愛しています」と純愛を主張。男性の前妻たちがなした子らも、新しく継母になる彼女の人柄の良さは「以前からよく知っている」と話している。

こうして2人の熱愛は周囲の理解を得ることに成功し、挙式には親族や知人友人を含む数十名の地域住民が出席。誰もが2人を心から祝福したという。

■高齢女性と青年の例も

超年の差婚は、やはり海外でも「奇妙」な話題として受け止められてしまう。こんな例が大きく報じられていた。

インドネシアのスラウェシ島で2017年2月、28歳男性と82歳の女性が結婚。女性が間違い電話をしたところ、その優しい声に男性が惹かれてしまい、1時間も通話した末にデートを申し込み恋愛関係に発展した。

インドネシアの南スマトラで2017年7月に結婚したカップルは55歳の年齢差。夫は16歳で妻は71歳。反対する周囲に対し、「結婚を認めてくれなければ死を選ぶ」と主張した。

・2018年4月、米国テネシー州で19歳の男性と72歳の女性が結婚。女性の息子が心臓発作で亡くなった際に葬儀で出会い、男性が53歳年上の彼女に一目惚れしてしまった。

■年の差婚に必要な覚悟

日本では「年の差婚」が意外にも増えている。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,589名を対象に調査したところ、全体の62.7%が「男性は若い女性が好きな人が多いと思う」と回答していた。

若い女性

もっとも、女性たちは高齢男性との結婚は「介護が近い」ということを理解している。とどのつまりは、介護をしてでもこの人と一緒になりたいと思わせるだけの絶大な魅力が男性側にあるかどうか、そこが重要なのだろう。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年2月1日~2019年2月4日 
対象:全国20代~60代の男女1,589名 (有効回答数)

83歳の祖父と結婚した27歳女性 「心から愛し合っている」