インテルは26日、セリエA開幕節でレッチェをホームに迎え、4-0で快勝した。

昨季はチャンピオンズリーグ出場圏内ぎりぎりの4位でシーズンを終えた中、スパレッティ監督を事実上解任し、コンテ監督を迎えたインテル。8連覇中の王者ユベントスを阻止するライバルとして期待される中、新戦力ではルカクセンシが先発に名を連ねた。

8季ぶりにセリエA昇格を果たしたレッチェに対し、コンテ監督お馴染みの3バックで臨んだインテルは2トップにルカクとL・マルティネス、中盤アンカーにブロゾビッチインサイドにセンシとヴェシーノ、3バックの中央には試合直前に負傷したデ・フライに代わってラノッキアを据えた。

そのインテルが立ち上がりから攻勢に出て好連係を見せていた中、14分にピンチ。ラパドゥーラにディフェンスライン裏を突かれ、GKハンダノビッチが飛び出したところでシュートを打たれたが、ゴールラインにカバーに戻っていたシュクリニアルがカットした。

しかし、17分に決定機。右サイドからのカンドレーバの好クロスをファーサイドのL・マルティネスがヘッド。だが、叩きつけ過ぎたシュートは枠の上に外れてしまった。

それでも21分、インテルが先制する。アサモアのパスを受けたブロゾビッチがボックス手前左からコントロールシュートをゴール右上に流し込んだ。さらに24分、一気に突き放す。ルーズボールを拾ったセンシがドリブルでボックス中央に侵入し、ゴール左にグラウンダーのシュートを蹴り込んだ。

その後もブロゾビッチボレーシュートやアサモアのボックス内からの際どいシュートで3点目に迫ったインテルが主導権を握ったまま、2点のリードで前半を終えた。

迎えた後半、レッチェの攻勢を受ける入りとなったインテルだったが、徐々に反撃に転じると、60分にルカクが移籍後初ゴールをマークする。L・マルティネスのミドルシュートをGKが弾いたルーズボールにルカクが右足で詰めた。

66分に新戦力のバレッラを投入したインテルは、L・マルティネスが4点目に迫るシュートを浴びせていくと、76分に数的優位となった。D・ファリアスがバレッラへアキレス腱にスライディングタックルを見舞って一発退場となった。

81分には途中出場のポリターノがミドルシュートを決めたかに思われたインテルだったが、オフサイドを取られてノーゴールに。それでも、84分にカンドレーバがスーパーミドルを叩き込んで4-0とした。

新戦力のルカクセンシが躍動した新生インテルが快勝スタートとしている。

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