メイン画像

九州はまだまだ続く雨に警戒。西は残暑が落ち着き10月並みの気温の所も。関東は数日後から再び猛暑。

長崎で記録的短時間大雨情報

画像A

【いまどこでどうなっている??】
前線が大陸から九州を通り、本州の南、日本の東へ延びています。前線に向かうような形で、南西方向から湿った空気の流れ込みが続き、西日本を中心に大気の状態が不安定になっています。特に前線に近い九州では北部を中心に局地的に雨雲が発達し、長崎県では午前6時30分に対馬空港付近と対馬市の豊玉付近でレーダーの解析でおよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が発表されました。また、そのほかも長崎県では所々で1時間に30ミリ以上の「激しい雨」や1時間に20ミリ以上の「強い雨」が降っています。※雨の強さについては図を参考にしてください。
【ポイントは??】
●九州で大雨となる恐れがあります。
●西日本で残暑が落ち着き10月並みの気温の所もあるでしょう。
【何の影響をうける??】
●西日本は前線や湿った空気の影響を受ける見込みです。
●東日本や北日本は上空の寒気や気圧の谷の影響を受ける見込みです。
【全国各地の天気予報(27日:火曜)】
沖縄は安定した晴天が続く見込みです。九州は雨や雷雨でしょう。特に北部では局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨が降る(息苦しさを感じるような圧迫感のある降り方)見込みです。道路の排水が間に合わず、一気に冠水したり、低い土地に浸水したりすることもあるでしょう。四国や中国地方も雨が降ったり止んだりで夜は激しく降る所がある見込みです。近畿は昼頃から雨や雷雨になるでしょう。北陸や東海は日差しが出ますが、夕方以降は次第に雨雲がかかる見込みです。関東甲信は雲が多く、朝と夜は所々で雷雨があるでしょう。東北は日本海側は晴れますが、太平洋側は雲が多く、夜は雨が降る見込みです。北海道は広く日差しが出ますが、南西部は昼前まで、東部は昼すぎからにわか雨や雷雨の所がありそうです。

広島の最高気温は10月並み 東京は29日頃から再び猛暑

画像B

【全国各地の最高気温(27日:火曜)】
最高気温は、沖縄で33度前後まで上がり、真夏の厳しい暑さでしょう。九州南部は30度くらいで平年並みの予想です。九州北部や中国、四国、近畿は平年に比べて5度前後低く、27度前後でしょう。広島は10月上旬並みの26度の予想です。東海や北陸、関東甲信は30度以上の所が多く、日中は残暑が続くでしょう。東北や北海道も平年並みの25度前後の所がほとんどですが、晴れて日差しの多い東北の日本海側は真夏並みで、秋田は30度まで上がる予想です。
【今後については??】
●九州北部と北陸では9月1日(日)にかけて、九州南部や中国、四国、近畿では8月末日にかけて雨が続く見込みで、局地的に総雨量が多くなる恐れがあります。
●東海や関東は29日(木)頃から日中の残暑がいっそう厳しくなり、東京都心は35度近くまで上がる日が数日続く予想です。東北や北海道もムシムシする日が多いでしょう。

27日 前線付近で雨雲発達 土砂災害に厳重警戒