京都鉄道博物館が、展示している581系電車と489系電車のどちらかを、かつての色にラッピングする投票を行います。投票数の多かった方が、現在の国鉄色から変更して展示され、さらにヘッドマークなどの愛称も掲出されます。

館内でもウェブサイトでも投票可能

京都鉄道博物館京都市下京区)は2019年8月26日(月)、本館1階で展示している581系電車か489系電車を、投票結果をもとにかつての色でラッピング展示すると発表しました。

9月21日(土)から12月8日(日)まで開催されている企画展「列車愛称進化論~名前から見る鉄道~」との連動キャンペーンの一環。現在どちらの電車も国鉄色で展示されていますが、投票数の多かった方の車両は、「鉄道の日」である10月14日(月・祝)から2020年1月31日(金)までデザインが変更されます。詳細は次のとおり。

581系電車(クハネ581形35号車)
関東・関西地区からおもに信越方面へのスキー客輸送列車として設定された「シュプール号」のうち、スノーホワイトに濃い緑のラインが入った「シュプール&リゾート色」
489系電車(クハ489形1号車)
金沢~上野間を走った特急「白山」のうち、オイスターホワイトに薄赤と青のラインが入った「白山色」

投票は、京都鉄道博物館の館内とウェブサイトで実施。館内は9月1日(日)から30日(月)まで行われ、1票10ポイントで集計されます。ウェブサイトは2日(月)午前10時から30日(月)17時半まで行われ、1票1ポイントで集計されます。投票結果は10月1日(火)14時に、ウェブサイトなどで公表されます。

なお、10月12日(土)と13日(日)にラッピング作業を公開するほか、展示期間中は電車にヘッドマークなどを掲出する予定です。ヘッドマークの愛称は定期的に変更するといいます。

「シュプール&リゾート色」の581系電車(画像:京都鉄道博物館)。