赤ちゃん(Axiara/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

6月27日午前9時45分ごろ、東京都足立区千住曙町の荒川河川敷で、除草作業をしていた男性作業員が生後間もない乳児の遺体を発見し、110番通報。遺体は男児で、草むらの上に裸で放置されており、へその緒がついたままだった。

この事件の犯人が遂に逮捕された。しらべぇ取材班は、警視庁を直撃した。

■遺棄の前日に産んだ

警視庁捜査1課は26日までに、死体遺棄容疑でいずれも東京都内に住む乳児の母親(17)と友人の少女(17)を逮捕した。同課によると、現場周辺の防犯カメラの映像などから母親らが関与した疑いが浮上。

母親は「(遺棄の)前日の深夜に自宅で出産した」と説明。援助交際で妊娠したと話しており、出産時に乳児が生きていたかは不明だという。

調べに対して、2人ともに「赤ちゃんの死体を捨てたことに、間違いない」と容疑を認めている。同課は、引き続き詳しい経緯について捜査している。

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■パパ活で被害も…

若い女性が経済的に援助してくれる男性を探す活動=パパ活。お小遣いをもらえるはずが、「パパに騙された」という詐欺被害にあう女性も増えている。

2017年12月には大阪・難波で、パパを装って、女性6人から腕時計やバッグなど総額415万円相当を盗んだ無職男性(当時49)が逮捕された。

男は出会い系サイトで「月50~60万円払う」として女性と会い、「今日は僕の誕生日だからプレゼントがほしい。お金は後で渡す」と言って、高級ブランド品を買わせた。

そして「危ないからコインロッカーに入れて待ってて。僕は銀行でお金を下ろしてくる」と言ったまま居なくなり、女性がその場を離れた隙にロッカーから物を盗む手口を繰り返していたという。

■援デリ業者が逮捕

21日には、出会い系サイト援助交際を斡旋する、いわゆる「援デリ」業者が逮捕された。

逮捕された無職の女(26)と、自称・塗装工の男(21)の2人は、2018年12月、神奈川秦野市のホテルで、当時16歳女子高生を派遣し、29歳の男を相手に売春をさせた疑いが持たれている。

男らは、女子高生をSNSで勧誘し、「客から年齢を聞かれたら19歳と答えること」などと指示して売春をさせていて、2018年8月から12月までの間に、50人ぐらいの客を出会い系サイトで集めていたという。

■周りの大人が

ネット上では、周りの大人がなぜ気付かなかったのかという意見があがっている。

「これは周りの大人がダメ」

「赤ちゃんにはなんの罪もないのに、生まれて死ぬだけの人生なんて」

「妊娠に気づかない家庭って、どうなっているの」

何の罪もないのに、この世を去った赤ちゃんが不憫でならない。

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(文/しらべぇ編集部・おのっち

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