加入から2週間でユニフォーム650着以上が売れ、チームトップのセールスを記録

 日本代表MF香川真司は今夏にスペイン2部サラゴサへ移籍。現地時間25日のリーガ・エスパニョーラ2部第2節ポンフェラディーナ戦(1-1)で初ゴールを決めるなど、トップ下として攻撃を牽引している。その“躍動ぶり”はピッチ内のみにとどまらず、ユニフォーム販売数でも爆発的な数字を記録しているとスペインメディアが注目している。

 香川は昨季シーズン途中にドルトムントからトルコ1部ベジクタシュへ期限付き移籍。今夏に一度はドルトムントへ復帰したが、チームの遠征には帯同せずに新天地を探していた。そして8月9日、かねてから熱望していたスペイン行き(サラゴサ)が実現した。

 香川は開幕戦でスペインデビューを飾り、25日のポンフェラディーナ戦で2試合連続スタメン出場した。トップ下として攻撃を牽引するなか、0-0で迎えた後半14分、右サイドからのクロスを受けると、ペナルティーエリア内で右足シュート。一度は相手DFにブロックされるも、すぐさまこぼれ球に反応して左足を振り抜き、ゴール右隅に流し込んで移籍後初ゴールを手にした。

 その後失点して開幕2連勝とはいかなかったが、その貢献度はピッチ外にも及んでいるという。スペインメディア「エル・デスマルケ」は「“香川現象”、記録的なペース」と題し、背番号23のユニフォームが爆発的に売れているとレポートを掲載している。

「サラゴサは香川真司とのサインで、プレーヤーとして以上のものが手に入れられることを知っていた。彼はアジアのスポーツの象徴だ。ユニフォームの販売数は増え続けていて、記録的なペースだ。2週間で650着以上売れ、主将のアルベルト・サパテル以上にファンから愛されている」

 また、スペイン紙「マルカ」も「言うまでもなく、サラゴサのベストセラー」と伝えた。

 “香川フィーバー”はピッチ内外でしばらく続きそうだ。(Football ZONE web編集部)

サラゴサMF香川真司【写真:Getty Images】