短時間で局地的に激しい雨が降ったため車両が冠水・水没したことによる救援要請は佐賀県佐賀市および福岡県筑後地区を中心に九州で267件、県別内訳は佐賀192件、福岡71件、長崎3件、熊本1件です(総受付件数:佐賀313件、福岡307件、長崎29件、熊本49件)。中には、冠水路(=水があふれた道路)を走行したことが原因と思われる事例もみられました。

これを受けJAF九州本部では、下記のとおり注意ポイントをまとめました。クルマの浸水トラブルには十分お気を付けください。

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大雨・集中豪雨時、運転中に水害から身を守るには
1 不要不急の外出は控え、運転を控えましょう
視界や見通しが悪く、非常に危険です。運転する場合は決して無理をしないでください。

2 周囲より低い位置にある道路は避けましょう
地下道アンダーパス(鉄道などの下を通過する道路)は低い位置にあり、水がたまりやすいため、短時間で水位が上昇する恐れがあります。

3 冠水している道路は避けましょう
水面下の様子は分かりにくく落輪等の危険性が高まります。また、比較的水深が浅くても、走行中にまき上げた水をエンジンに吸い込み、エンジンが破損するケースが多発します。

4 クルマの保管場所は安全ですか?
周囲より低い駐車場には水がたまりやすいので、安全を確保した上で状況を確認しましょう。

5 万が一乗車中に浸水してしまったら?
冠水により窓やドアが開かない時やシートベルトがはずれない時のため、ガラス割りハンマーやシートベルトカッターを車内に常備しましょう。また、冠水車両は電気系統の漏電で火災が発生する可能性がありますので、いきなりエンジンキーを回さない、エンジンボタンを押さないよう注意してください。
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▼参考資料
JAFユーザーテスト:水没関連 http://movie.jaf.or.jp/channel-1/?cat=cat3

JAFユーザーテスト「冠水路走行テスト」より

配信元企業:一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)【地方】

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