大阪府警南署は16日、元柔道日本代表でプロ格闘家の秋山成勲(37)の試合報酬約1300万円を着服したとして、業務上横領の疑いでコンサルタント会社経営・沢山太郎容疑者(40)を逮捕した。

 南署によると、沢山容疑者は秋山が経営する会社の元副社長で、試合報酬の管理業務を担当していたとのこと。逮捕容疑は08年2月から3月にかけて、銀行口座から5回にわたり計約1300万円を引き出し、着服した疑い。沢山容疑者は「クレジットカードの支払いに使った」と供述し、容疑を認めている。

 17日付の日刊スポーツ、スポーツニッポンデイリースポーツサンケイスポーツ各紙が報じており、会社の預金口座の残高が少なくなっていることに気づいた秋山が、沢山容疑者を問いただしたところ、着服を認めたため、08年5月に南署に告訴していた。