[記事提供:カウンセリングのハートコンシェルジュ(https://www.heartc.com/)]
アメリカの心理学者で、元アメリカ人間性心理学会会長だったビュージェンタールは、「全ての精神疾患は病気ではない」と言い切っていました。
彼によれば、うつや不安といった精神疾患は、人間の精神的成長のプロセスの一部であると言います。精神疾患を克服したとき、人間は、大きく成長すると言うのです。
カウンセリングに携わっていると、クライアントさんが、うつや不安を克服し、新しい世界観や価値観を獲得するという場面に出会います。視野が広まり、より大きな世界を見るようになるわけです。
人間の心の成長のプロセスは、およそ、「習慣化した世界観の破壊と混乱」⇒「世界観の再構築」⇒「新たに獲得した世界観の習慣化」となります。
そして、精神疾患(例えば、うつや不安など)は、大きな「習慣化した世界観の破壊と混乱」が起きている状態と、僕はとらえています。
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精神疾患と言われるものから回復するとき、その人は、ひとまわりもふたまわりも大きくなると考えています。
ですから、僕もビュージェンタールと同じように、精神疾患といわれるものを「病気」とは、呼びたくない気持ちがあります。
病気と言うより、成長のプロセスにおける混乱だと考えています。
向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)
[記事提供:カウンセリングのハートコンシェルジュ(https://www.heartc.com/)]
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