AbemaTVでは、オリジナルドラマ「奪い愛、夏」(毎週木曜夜11:00-11:43※変更あり)が放送中。同作は、主演の水野美紀に加え、鬼気迫る演技に定評のある小池徹平ら“豪華怪演陣”が集結し、危険な愛のトライアングルを描くクレイジー“狂愛”ドラマだ。

【写真を見る】「普段よりリアクションの強いお芝居をしようと思って」と松本

そんな「奪い愛、夏」で、実家が抱える1億円の借金で仕方なく社長の花園桜(水野)と結婚した社員・桐山椿(小池)の恋人で、結婚後も逢瀬を重ねる空野杏を演じるのは松本まりか。今回は松本にインタビューを行い、AbemaTV作品ならではという杏の演じ方や、気になるストーリー展開について話を聞いた。

■ 最後には“奪い愛”という言葉がすごくしっくりと来ると思います

「杏は桜さんに椿を奪われたけど、許されない恋を貫き通す、すごく強い思いのある女性。とにかく、桜さんや椿をはじめ、杏の周りの人たちが回を重ねるごとに壊れていくんですが(笑)、その中で、彼女は徹底的に悲劇のヒロインという“受け”の存在ですね」と語る松本。

昨年の「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)では、周囲を翻弄する“あざとかわいい”女性・里奈役が話題になった彼女だが、今回の杏は、逆に周囲に翻弄されるという立場だ。

「行き過ぎた悲劇という状況にあるヒロインをどう演じようかと思ったとき、AbemaTV作品だからこそできる、普段よりリアクションの強いお芝居をしようと思って。桜さんの狂気に恐怖する表情も、ものすごい恐怖を感じている顔で演じるように、普通のドラマではあまりしないやり方でちょっと遊ばせてもらっています(笑)。

里奈を演じたときは、自分から何かを仕掛けていく面白さがあったんですけど、今回は皆さんの怪演を目の前で楽しむ。そんな受け身の芝居ならではの面白さを思い切り堪能できています(笑)」(松本)。

また、“狂愛”をうたうドラマのストーリーは、序盤から松本もツッコみたくなるというような展開の連続だ。

第3話(8月22日放送)くらいまでは、まだ序の口です(笑)。周りの人たちはどんどん狂っていきますが、物語がちゃんと成立して作品の面白さが倍増していくのが見事で。ご覧になっている皆さんの想像を超えた展開をお見せできるだろうと思いますし、最後にはタイトルの“奪い愛”という言葉がすごくしっくりと来ると思います」(松本)。

そして、29日(木)に放送される第4話についても聞いてみた。

「桜さんに拘束されて『クイズの時間です』と、どんな逢瀬を重ねてきたか追及されます(笑)。拷問シーンですが、面白くなっているので、楽しみにしていてください」(松本)。(ザテレビジョン・取材・文=斉藤俊彦)

「奪い愛、夏」で空野杏を演じる松本まりかにインタビュー