出場32チームが出揃い2019-20シーズンのポット分けも確定

 2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場32チームが出揃い、ポット分けも確定した。ディフェンディングチャンピオンリバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は過去最高クラスに競争の激しい大会になると危機感を募らせている。英紙「ガーディアン」が報じている。

 CLは現地時間28日に予選プレーオフの全日程が終了。昨季ベスト4のアヤックスなどが新たに本戦出場権を獲得し、これで32チームが全て確定した。そして、2019-20シーズンのポット分けは以下の通りになった。

【ポット1】
リバプールイングランド/CL王者)
チェルシーイングランド/EL王者)
バルセロナスペイン
マンチェスター・シティイングランド
ユベントスイタリア
バイエルン・ミュンヘンドイツ
パリ・サンジェルマンフランス
ゼニトロシア

【ポット2】
レアル・マドリードスペイン
アトレチコ・マドリードスペイン
ドルトムントドイツ
ナポリイタリア
シャフタール・ドネツクウクライナ
トットナムイングランド
アヤックスオランダ
ベンフィカポルトガル

【ポット3】
リヨンフランス
レバークーゼンドイツ
ザルツブルクオーストリア
オリンピアコス(ギリシャ
クラブ・ブルージュ(ベルギー
バレンシアスペイン
インテルイタリア
ディナモ・ザグレブ(クロアチア

【ポット4】
ロコモティフ・モスクワロシア
へンク(ベルギー
ガラタサライトルコ
RBライプツィヒドイツ
スラビア・プラハチェコ
FKツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア
アタランタイタリア
リール(フランス

クロップ監督も驚嘆 「これほど厳しいポット2があったとは思えないね」

 CLのポット分けはCLとUEFAヨーロッパリーグ(EL)の優勝クラブ、それにUEFAカントリーランキング上位6カ国の優勝クラブがポット1に入る。以下は、過去5シーズンのUEFA大会での戦績に基づいたUEFAクラブ係数によってポット2からポット4まで振り分けられる。CL一昨季王者のレアル・マドリードアトレチコ・マドリードドルトムントなどがポット2となり、死の組が複数出来上がる可能性も高い。

 クロップ監督はポット分けの結果を目の当たりにして次のように語る。

「今までにこれほど厳しいポット2があったとは思えないね。クレイジーだね。彼らは全部ポット1にいるべきチームだけど、そのスペースがなかった。これほど強いポット3もこれまでになかっただろうね。みんなUEFAスーパーリーグのことを真剣に考えているみたいだけど、これなら必要ないだろう。ポット4でもRBライプツィヒがいるんだ」

 前年王者リバプールはポット1に入ったとはいえ、どこを引き当てても厳しい戦いになることは間違いなさそうだ。クロップ監督はかつてないほどの競争が待っていると気を引き締めている様子だ。

 CLの組分け抽選会は現地時間29日にモナコで行われる。(Football ZONE web編集部)

出場32チームが決定し、グループリーグの組み合わせ抽選会が行われる【写真:Getty Images】