本年度の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」二回戦第一局は、広瀬章人竜王と久保利明九段の対決。広瀬竜王は
初タイトル獲得時には四間飛車穴熊を得意とし「穴熊王子」とまで称されたが、その後居飛車党に転向。一方、久保九段はプロでは数少ない本格派の振り飛車党。広瀬竜王の居飛車対久保九段の振り飛車というのが鉄板の予想。広瀬竜王の攻めを久保九段がカウンターで返す、そうした熱のこもった戦いが見られるはずだ。
<大会情報等の詳細は公式ホームページをご覧ください>

https://www.jti.co.jp/knowledge/shogi/professional/index.html

広瀬章人竜王
1987年1月18日生まれ。北海道札幌市出身。
2005年四段、2014年八段。2010年王位戦深浦康市王位を破り初タイトル、2018年竜王戦羽生善治竜王を破り竜王に。タイトル獲得2期、他に優勝1回。詰将棋が好きで、ほぼ毎年「詰将棋解答選手権」に出場している(最高は2009年の2位)。 「JTプロ公式戦」は3年ぶり5回目の出場。過去4回の出場では二回戦の壁に阻まれており、今回はここを突破したいところ。

久保利明九段
1975年8月27日生まれ。兵庫県加古川市出身。
1993年四段、2010年九段。2009年棋王戦佐藤康光棋王を破り初タイトル。2010年には棋王、王将の二冠となる。タイトル獲得7期。他に優勝6回。振り飛車を得意とし、華麗な駒捌きから「捌きのアーティスト」と称される。「JTプロ公式戦」は優勝2回、準優勝
2回。今回は3年連続13回目の出場。一回戦で菅井竜也七段を破って二回戦進出を果たしている。

■「JTプロ公式戦」北海道大会の見どころ
広瀬竜王は、昨年、羽生竜王のタイトル100期目の懸かった竜王戦七番勝負を4勝3敗で制し、ビッグタイトルを獲得し第一人者になった。一方の久保九段は、数少ない振り飛車の使い手。今回の出場者12名の中でも、振り飛車党は一回戦で破った菅井七段と二人だけ。両者の対戦成績は、過去15戦して広瀬竜王の6勝9敗。最初に久保九段が5連勝してから、その後は両者一進一退のいい勝負となっている。当然、将棋ファンが一番期待するのは居飛車振り飛車の対抗形。広瀬竜王の居飛車からの仕掛けを「捌きのアーティスト」久保九段がカウンターで返す展開が予想される。詰将棋が得意な広瀬竜王が終盤に寄せの冴えを見せるか、久保九段が持ち前の粘りでそれをかわして勝利を掴めるか、熱のこもった戦いが繰り広げられるはずだ。広瀬竜王にとっては、竜王を獲得してから初めての地元札幌での凱旋対局でもある。竜王・広瀬が勝利を飾れるか、それともタイトル7期の久保九段が先輩の貫録を見せられるか。
■二回戦からはタイトルホルダーと九段棋士が覇権を争う
本年度の「将棋日本シリーズ」は、出場棋士12名のなかで30歳以下の若手棋士が5名。そのうち4名が「テーブルマークこども大会」経験者。期待された「将棋日本シリーズ」完全制覇(「テーブルマークこども大会」と「JTプロ公式戦」で優勝)は、斎藤王座、菅井七段、藤井七段の3名に可能性があったが、残念ながら全員が一回戦敗退となった。「世代交代」といわれる棋界だが、一回戦を見る限り、まだまだベテラン棋士は健在。二回戦では、タイトルホルダー3名(渡辺JT杯覇者、広瀬竜王、豊島名人)と佐藤(天)九段のシード棋士が登場。対するのは羽生九段、深浦九段、三浦九段、久保九段と全員が九段棋士。将棋ファンには堪えられない魅力的な対局の連続となる。

【開催趣旨】
「将棋日本シリーズ」は、今年で40回目を迎える歴史と伝統の“見て学ぶ”「JTプロ公式戦」と、19回目を数え国内最大規模に発展した“指して学ぶ”「テーブルマークこども大会」が、同日同会場で開催される大会です。日本の伝統文化である将棋を通じて、「地域社会の活性化および青少年の健全育成」に貢献したいとの想いから全国11地区にて実施いたします。
【実施概要】
タ イ ト ル: 「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会」北海道大会
場 所: 札幌コンベンションセンター 大ホール(住所:北海道札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1)
日 程: 2019年8月31日(土)
時 間: 「テーブルマークこども大会」 10:00開会式(9:00受付開始)
      「JTプロ公式戦」 15:10開演予定(13:15開場予定)
対局棋士: 広瀬 章人 竜王 対 久保 利明 九段
解  説: 松尾 歩 八段 聞き手:宮宗 紫野 女流二段 読み上げ:久津 知子 女流二段
主  催: 公益社団法人 日本将棋連盟北海道新聞
後  援: 文部科学省北海道北海道教育委員会、札幌市札幌市教育委員会
協  力: 日本将棋連盟 北海道支部連合会、Z会、AbemaTV
協  賛: JT、テーブルマーク


トーナメント表】

※タイトル・段位は2019年8月29日現在のものです(シリーズ途中に他棋戦の結果等により変更になる場合がありますのでご留意ください)※渡辺JT杯覇者は棋王・王将・棋聖、豊島名人は名人・王位のタイトル保持者です 

【お問い合わせ先】
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