テイラー・スウィフトの最新アルバム『ラヴァー』が、リリースから5日で、全米において前作『レピュテーション』(2017年)以来最高となる週間ユニットを記録したことが明らかになった。

 ニールセン・ミュージックによると、現地時間2019年8月23日にリリースされた『ラヴァー』は、27日までの集計で全米において75万ユニットを獲得しており、その内アルバム・セールスが62.5万枚以上となっている。

 『ラヴァー』が記録を更新する前、2018年と2019年の最高週間ユニットは、2018年7月5日の集計週で73.2万ユニットをマークしたドレイクの『スコーピオン』が保持していた。なお、テイラーの『レピュテーション』は初週に123.8万ユニットを記録し、その内の121.6万枚がアルバム・セールによるものだった。

 米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”は、週ごとに従来の形態で販売されたアルバム・セールス数と、トラックごとのデジタル販売をアルバム・ユニットとして換算した“トラック・イクィヴァレント・アルバム(TEA)”と、ストリーミング再生数を換算した“ストリーミング・イクィヴァレント・アルバム(SEA)”を合算している。

 『ラヴァー』はリリース2日目に、週間セールス121.6万枚を記録した『レピュテーション』以来最大の週間セールスをマークしていた。『レピュテーション』は、2017年12月2日付の“Billboard 200”で首位デビューを飾った。

 当週の集計は現地時間8月29日までとなるが、業界筋によると『ラヴァー』は82.5万~85万の週間ユニットを獲得することが見込まれており、その内の65万~70万がアルバム・セールスになると予想されている。

 『ラヴァー』の初週セールスは、米大手スーパーのターゲットで販売されている4種類のデラックス・エディションや彼女のオフィシャル・サイトから購入できるグッズとアルバムのバンドルからなる。

 『ラヴァー』は、9月7日付の“Billboard 200”で初登場1位を記録することが確実視されており、実現すればテイラーにとって6作目の全米No.1となる。

テイラー・スウィフトの『ラヴァー』、リリース5日間で『レピュテーション』以来最高となる全米週間ユニットを記録