CL抽選会前に公式ツイッターが投稿 プロフィールまで“自虐”に変更

 2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の組分け抽選会が現地時間29日に行われ、出場32チームはグループAからHまで振り分けられた。この抽選会を前に、盛大な“自虐ネタ”を投下したポット1のゼニト・サンクトペテルブルクロシア)の振る舞いが各国メディアで話題となっている。

 CL抽選では、出場32チームがポット1から4までに振り分けられており、各ポットから1チームずつの計8グループとなる。ポット1は前年度のCL王者とUEFAヨーロッパリーグ王者に加え、UEFAカントリーランキング上位6カ国のリーグ優勝クラブが入る。昨年ロシアプレミアリーグ優勝のゼニトは、王者リバプールなどと並んでポット1に入っていた。

 こうしたなか、ゼニトのクラブ公式ツイッターは抽選会直前にプロフィールを変更して話題となった。ゼニト公式ツイッターの日本語版と英語版から引用すると、このような文面だ。

「全てのクラブが#UCLDrawで引き当てたいクラブです」(日本語)
「The club they all want in the #UCLDraw!”」(英語版

 ポット1にはプレミアリーグのトップ6に数えられるリバプールマンチェスター・シティチェルシーイングランド)をはじめ、いずれも国内リーグ連覇中のバルセロナスペイン)、ユベントスイタリア)、バイエルン・ミュンヘンドイツ)、パリ・サンジェルマンフランス)といったメガクラブが揃うなかにゼニトが混じっていた。そんな状況で、ポット2以下のクラブが引き当てたいクラブだと“自虐ネタ”を披露。丁寧に後から「これが新しいプロフィールです」と画像付きでツイートまでしている。

 このユーモアあふれる投稿には各国メディアも反応。スペイン紙「マルカ」は「ゼニトはポット1のなかで、最もファニーな存在だということを理解している」と報じれば、英紙「デイリー・メール」も「ゼニト・サンクトペテルブルクソーシャルメディアの略歴部分を滑稽なものに変更した」と振る舞いに注目している。

 抽選の結果、ゼニトはグループGに入り、ベンフィカポルトガル)、リヨンフランス)、RBライプツィヒドイツ)と同組となった。(Football ZONE web編集部)

ゼニト公式ツイッター英語版が投稿した“自虐”ネタが話題を呼んでいる【写真:Getty Images】