老後資金2000万円と言われても、貯金ゼロという人は多いはず。だが、なかには低所得なのに1000万円近い貯金をしている人もいる。そんな涙ぐましいドケチ節約術を紹介。これを読めば、老後資金の貯め方が見えてくる!?

もやしを食べながら月8万円貯金から億超えへ

 資産4.8億円を持ち、セミリタイアを果たした個人投資家www9945氏も、かつては手取り月収22万円のサラリーマン。当時は節約に節約を重ね、毎月8万円を積み立て、10年で1000万円を貯金することに成功した。

「月8万円でも20年続ければ、2000万円になる。その思いと、貯金したお金を株式投資につぎ込みたい一心で努力しました」

 給料日に月8万円を別口座に移動。余ったお金だけで生活することを自分に強制した。

「公団の28㎡の1LDKに住み、家賃は4万5600円。食費を1万6000円以内に抑えるため、朝はパンとヨーグルトのみ。夜はご飯を炊いておかずはスーパーで半額になった惣菜。給料日前になるとより安い料理を求め、18円のもやしと2袋80円のえのきを醤油や塩コショウで炒めて食べていましたね」

 家計の中で、節約の幅が大きいのが家賃と食費。そこに絞った節約術で月8万円を捻出していく。

「ただ、無理をすると節約は長く続きません。だから、昼食だけは外食と決めて1食850円以内で好きなものを食べてました。お酒も大好きなので、飲み会は月3回までと制限しつつも、参加してました」

 また、情報収集のために新聞と書籍代はケチらなかったという。

 こうして10年で貯まったお金は1000万円。それを元手に投資をはじめ、個別株投資に全額投入した。街を歩いて気になる会社を調べ、割安で挙がりそうな株を買うというシンプルなバリュー株投資だという。

 投資を始めてからは10年目で貯金2000万円に。リーマン・ショックなどで資産を減らしつつも、現在は資産4億8000万円だというから驚きだ。リスクのある個別株投資で、ここまで増やせるのは才覚と幸運がなければ難しいだろう。

「削るお金は削り、使うお金は使う。メリハリがなければ10年間も続けられませんでした」

 成功する自分の姿を描ければ、給料日前の夕食がもやし炒めでも耐えられる!?

<ドケチの心得>

1.家賃と食費に節約の労力を絞る

2.昼食は「豪華に」などメリハリを

3.目標に向けて成功する姿を描く

www9945氏】
個人投資家。株式投資歴25年。割安な株を狙うバリュー株投資を得意とする。著書に『年収300万円、掃除夫の僕が1億円貯めた方法』(宝島社)など

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[低所得でも1000万円貯金術]―


www9945氏