ネビル氏が古巣の再建について言及 「あと4回か5回の移籍市場で物事を正し…」
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏は、タイトル奪還を目指す古巣について、あと数年でリバプールやマンチェスター・シティとのプレミア優勝争いに挑戦できるようになると述べている。英紙「メトロ」が伝えた。
ユナイテッドは、最後にプレミア制覇と果たした2013年から衰退の一途をたどり、18年にはジョゼ・モウリーニョ前監督の下で2位フィニッシュを果たしたものの、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いる王者シティとの勝ち点差は19ポイントとその差は大きかった。
昨年末にモウリーニョ監督の退任を受けて、現役時代に活躍したユナイテッドの暫定監督の座に就いたオレ・グンナー・スールシャール監督。就任から11戦負けなしで駆け抜けてチームを立て直し、その後に正式監督として契約を結び直した。そんなレジェンド率いるユナイテッドは今季リーグ第3節にしてクリスタルパレスに1-2で敗れ、黒星を喫した。
ユナイテッド時代に8回のプレミア優勝を果たしたネビル氏は、現在のチームが再びこのレベルに到達するまでにはあと数年かかると見込んでいるようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで、こう語っている。
「ユナイテッドとオレ・グンナー・スールシャールにとって、移籍市場で最も大事なのはミスを犯さないこと。多くのビジネスをするのではなく、正しいタイプの選手を確実に獲得するということだ。まだまだ道のりは長いように見えるかもしれないが、おそらくあと4回か5回の移籍市場で、物事を確実に正し、リバプールやマンチェスター・シティのようなチームにチャレンジするために、彼(スールシャール監督)が求めるタイプのチームとなるだろう」
「どんな監督でも、すぐに直したり、魔法の杖を使えるということはない」
さらに「以前にも言ったように、彼は今季最後でもなく、来季でもなく、その次のシーズンの終わりまでにはプレミアリーグのタイトルに挑戦するための準備ができてないといけない」とも話し、「ペップ・グアルディオラがシティを離れたり、リバプールが新たな監督と選手らをリクルートするかもしれない時、彼らに襲いかかる準備ができていなければならない」と続けた。
「どんな監督でも、すぐに直したり、魔法の杖を使えるということはない。長期的なものだ。近道は絶対にない。私からしてみれば、今はクリスタルパレスに敗れるというような難しい時間を乗り越えるということだ。世界が崩れ去るような感覚に陥るかもしれないが、人々は忍耐強くならなければならない」
ネビル氏は古巣への期待を込めてエールを送っていた。(Football ZONE web編集部)
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