『RUSH BALL 2019』Creepy Nuts

昨年、2日目のATMCでクロージングアクトをつとめた1MC1DJのHIP HOPユニット・Creepy Nutsが、今年は昼帯へ登場!

Creepy Nuts

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メディアへの露出も増え、ジャンルの枠組みを越え活躍の場を広げている彼らの音を体感しようと、オーディエンスがつめかける。朝から気まぐれな天気が続く中、今日イチ雨足が強まった15時前。「雨か汗かわからんくらいびちょびちょにします!」とロックバンドならサウンドチェックをする時間にたっぷりとコールレスポンスの練習を。リハとは思えない盛り上がりを見せ、準備は万端だ。

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R-指定とDJ松永が覚悟を決めた表情で登場すると雨が一層強くなってきた。しかしそんなことはおかまいなしに、「板の上の魔物」でタオルを振り回させ、アゲにかかる。R-指定のリリックの攻撃性に比例するかのように雨が強くなる様は、戦闘モードのここにしかないフェスマジック的光景。

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「今日の主役は俺たちじゃなくてお客さんやぞ!俺たちは助演男優賞!」と、ステージ前方でびしょびしょになりながら容赦なく煽り続けるR-指定。「よふかしのうた」では、一度聴いたら忘れられないサビのアッパーな節回しに脳みそが刺激され、DJ松永の超絶テクも炸裂。「日本語ラップには雨が似合う」とR-指定が語っていたがまさにそれだ。

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世の中に一泡吹かせてやろうというHIPHOPマインド=根っこに心を動かされたというルーツを表現した「トレンチコートマフィア」から音楽で合法的にブっとんだ「合法的トビ方ノススメ」の流れによって、さらにオーディエンスの闘志に火をつけていく。泥が跳ねかえる勢いのジャンプで泉大津が揺れた。

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「不公平なんで俺も濡れます!」とペットボトルの水を頭からかぶるR-指定。時折そんな親しみやすいキャラクターが見え隠れするのも彼らの魅力。「技術やスキルを磨いていたら、ラップによって最高の自己肯定ができる、それがHIPHOPという音楽」と自身が愛する音楽を熱く語り届ける姿勢に胸を打たれる。ダーク&ディープなトラックに、そんなありったけの生き様と想いをのせた「生業」で最後は最高にクールに引き締めたステージ。そこには2人の魂とオーディエンスの魂がぶつかり合った余韻がしっかりと残っていた。

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取材・文=岡田あさみ 撮影=森好弘

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