ブロードウェイ・ミュージカルウエスト・サイド・ストーリー』来日公演が8月22日、都内豊洲のIHIステージアラウンド東京で本公演をスタートした。レッドカーペットセレモニーでは、1961年に初映画化された『ウエスト・サイド物語』でプエルトリコ系不良グループのリーダー、ベルナルド役を演じたジョージ・チャキリス(84)と1974年劇団四季による舞台で同役を務めた市村正親(70)が対面して握手を交わした。感動の対面はそればかりではない。8月30日に『ステージアラウンド』公式Twitterがまさかのツーショットを投稿して反響を呼んでいる。

公開されたのはジョージ・チャキリスが笹本玲奈と寄り添い、肩に手を回す姿だ。笹本玲奈と言えば、大泉洋主演のTBS系日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』ラグビーチームのアナリスト・佐倉多英役で注目されている女優である。

アメリカ出身のジョージ・チャキリスはミュージカル映画『紳士は金髪がお好き』(1953年)、『ショウほど素敵な商売はない』(1954年)、『ホワイト・クリスマス』(1954年)に出演した超ベテランで、日本でもNHKドラマ『日本の面影』(1984年)にて小泉八雲役を務め、TBS系『ランデヴー』(1998年)に特別出演したことがある。

このほど『ノーサイド・ゲーム』の収録スタジオを訪れたところ笹本玲奈に出会い、「チャキリスさんも喜ばれていました」という。思わぬツーショットに『日曜劇場ノーサイド・ゲーム」』公式Twitterも「奇跡の遭遇ですね」と驚いていた。

フォロワーからも「ウエスト・サイド物語のベルナルド!! 何故日本のスタジオに?」、「すご~い cool大好きです 玲奈ちゃん良かったですね~」といった反響が寄せられている。

笹本玲奈は、元宝塚女優の四季乃花恵を母に持つことで知られる。笹本自身は1998年から2002年までミュージカルピーターパン』の5代目主演を務め、2000年4月から2002年3月までNHK教育テレビの『ひとりでできるもん!』にラン・ハンジュク役で出演するが、母親に意見を聞いたのは2007年の舞台『マリー・アントワネット』が初めてだったという。

その『マリー・アントワネット』ではマルグリット・アルノー役の演技に対して第32回菊田一夫演劇賞を受賞、2008年にはミュージカル『ウーマン・イン・ホワイト』で第15回読売演劇大賞優秀女優賞および杉村春子賞受賞した彼女だが、ジョージ・チャキリスとの対面はそれに並ぶほど貴重な体験になったのではないか。

ちなみに彼女は自身のインスタで、ジョージ・チャキリスとのツーショットとともに「格好はノーサイドな多英ですが、気分はすっかり妹のマリアです!! 早くお稽古始まってほしいな」と投稿しているように、11月6日より上演される『ウエスト・サイド・ストーリー』日本語上演版にて北乃きいとWキャストでマリア役を演じる。

画像は『笹本玲奈 Rena Sasamoto 2019年8月30日付Instagram「なんと光栄な…1961年公開の映画『ウエスト・サイド・ストーリー』、ベルナルド役のジョージ・チャキリス氏と。」、2019年8月31日付Instagram「遂に、ブロードウェイ・ミュージカル ウエスト・サイド・ストーリーを観て来ました!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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