直木賞作家・石田衣良の代表作『池袋ウエストゲートパーク』が、2020年にテレビアニメ化されることが決定した。アニメーション制作は動画工房が担当する。

【写真】『池袋ウエストゲートパーク』原作者「石田衣良」、ほか原作書影

 本作は、累計420万部を突破し、宮藤官九郎脚本、長瀬智也主演のテレビドラマ化やコミカライズ、舞台化など、数々のメディアミックスを遂げた同名大人気小説のテレビアニメ化。東京・池袋西口公園“池袋ウエストゲートパーク”の近くにある果物屋の息子で、“池袋のトラブルシューター”として知られる真島誠、通称「マコト」を主人公に、友人やストリートギャングなどと協力しながら社会の暗部に立ち向かう姿を描く。

 原作者は、2003年の『4TEEN』(新潮文庫)での直木賞受賞をはじめ、多くの作品で高い評価を集める石田衣良。『池袋ウエストゲートパーク』がアニメ化されるにあたり「子どもの頃から、ぼくは数々の傑作アニメを観て育ってきました。今回『池袋ウエストゲートパーク』のテレビアニメ化が決定して、今からオンエアが楽しみでなりません」と、喜びと共にアニメ好きな一面を覗かせている。

 さらに「テレビドラマや舞台化もされたこのシリーズが、アニメではどんな世界として創作されるのか。通常は扱われることのない社会的事件を、どう鋭くアニメで描き切れるのか。日本アニメの底力に期待しています」と応援のコメントを寄せた。

 なお、アニメーション制作は『NEW GAME!』や『刀剣乱舞‐花丸‐』など、作画の美しさで定評のある動画工房が手掛ける。

 テレビアニメ『池袋ウエストゲートパーク』は2020年放送。

『池袋ウエストゲートパーク』作品ロゴ (C)石田衣良/文藝春秋/IWGP製作委員会