米イリノイ州シカゴ発、ネブラスカ州オマハ行きのアメリカン航空機内で先月末、ミニチュアホースが目撃され話題になっている。このミニチュアホースは、障害者を支援するため特別な訓練を受けた‟サービスアニマル”として搭乗しており、1時間半のフライト中は静かに過ごしていたようだ。『CBS Detroit』『Fox News』などが伝えている。

ミニチュアホースの‟フラーティ(Flirty)”と一緒に1時間半の空の旅を楽しんだのは、ネブラスカ州ラ・ビスタ在住のアブリア・ヘンスリーさん(Abrea Hensley)で、フラーティと一緒過ごすようになって約3年になるという。フラーティは正規の訓練を受けていないセラピーアニマル(Emotional Support Animals)と違って、犬アレルギーを持つアブリアさんの介助動物として特別に訓練されており、トイレトレーニングも受けている。

7千人超のフォロワーを持つフラーティのInstagramでは、アブリアさんがフライト中の様子を興奮冷めやらぬ様子で次のように明かしている。

「初フライトよ! 機内でフラーティはとてもリラックスしていたわ。耳が痛くならないように、離陸、着陸の際にたっぷりおやつをあげたのが功を奏したみたい。」

「客室乗務員にはとてもよくしてもらったわ。フラーティと飛行機で旅ができるなんて本当に感激。機長もフラーティに挨拶に来てくれたの。」

またツイッターユーザー「Ewan Nowak」さんが撮影した動画も拡散中で、フラーティが機内前方の2座席をアブリアさんとシェアし通路側に頭を出して寝ている様子が確認できる。

これらの投稿を見たユーザーらは「これは珍しい」「ミニチュアホースって搭乗可能なんだ」「薬でも飲まされているんじゃないの? 心配だわ」「いや、ミニチュアホースはれっきとしたサービスアニマルだよ」「セラピーとサービスアニマルの線引きが難しい」「隣にミニチュアホースがいたら、引くかも」などといったコメントを寄せている。

なおアメリカン・ミニチュアホース協会によると、ミニチュアホースの平均体高は約61~91センチ(2~3フィート)、平均体重は68~113キロ(150~250ポンド)で平均寿命は30年を超えるという。アメリカではペットとしても人気で、近年はセラピーアニマルとして病院を訪問するなどの実績もあるそうだ。

イヌやネコなどと比べると知名度が低いミニチュアホースだが、米国運輸省は8月中旬、ミニチュアホースもサービスアニマルとして全ての民間航空機に搭乗できるといった新しいガイドラインを発表している。

“At this time we would like to begin boarding with any active duty military, families traveling with children under the age of 3, and horses…” @AmericanAir @LilNasX @barstoolsports @BarstoolILLSt @realslimshanny @UNITEDA1RLINES @billyraycyrus @SouthwestAir @TSA @Kat103Omaha pic.twitter.com/qVRLCH4IFc

Evan Nowak (@ecnowak) August 30, 2019

画像は『Flirty The Mini Service Horse 2019年8月31日付Instagram「Here’s a pic that was taken by another passenger that shows Flirty fit on the second flight.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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