アーセナルから鳴り物入りで加入したマンUでわずか5点しか決められずに批判の対象に

 チリ代表FWアレクシス・サンチェスは、今夏にマンチェスター・ユナイテッドからインテルへ期限付き移籍した。ユナイテッドでは1年半の在籍でわずか5得点しか決められずに批判も浴びてきたが、30歳のアタッカーはユナイテッド移籍を「後悔していない」と語った。英公共放送BBC」が報じている。

 サンチェスは2018年1月の移籍マーケットでアーセナルからユナイテッドへ移籍。ロンドンでは166試合80得点を記録するなど、攻撃陣の要としてチームを牽引してきたなか、ユナイテッドでも伝統のエースナンバー「7」を託され、同様の活躍が期待された。しかし、新天地ではなかなかトップフォームを維持できず、鳴りを潜めた。週給40万ポンド(約5100万円)というクラブ最高額のサラリーに見合うものではないと非難も浴びた。

 今夏にはインテルへの期限付き移籍が決定。2011年までプレーしたウディネーゼ以来となるイタリア復帰となった。ユナイテッドでは苦い思い出のほうが多いが、決して後悔はしていないと語っている。

マンチェスター・ユナイテッドに移籍して、僕はとてもハッピーだった。僕は常々そう言ってきた。イングランドで最も多くのものを勝ち獲ってきたクラブだ。アーセナルへの移籍も素晴らしいものだった。やはり僕はハッピーだった。でも当時のユナイテッドは成長している時で、再び何かを勝ち獲るために選手を何人も買っていた。僕は勝つために彼らに加わりたいと思った。後悔なんてしていないよ」

「でも僕は60分しかプレーできず、なぜだか分からなかった」

 結果的には芳しいパフォーマンスを見せることができなかったサンチェスだが、ユナイテッド移籍についてポジティブに語った。インテル移籍を決断した理由は、何よりも出場機会を増やすためだったと明かしている。

「代表チームでプレーする時はハッピーだった。マンチェスター・ユナイテッドでもハッピーだったけど、友人たちにも僕はプレーしたいと言ってきた。もし彼らが僕にプレーさせてくれていれば、僕はベストを尽くしただろう。でも僕は60分しかプレーできず、その次の試合ではプレーできないというようなことが時々あった。僕はなぜだか分からなかった」

 8年ぶりとなるイタリアでのプレーが決まったサンチェス。ユナイテッドでは見せられなかったかつての輝きを取り戻すことはできるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

マンUからインテルへ期限付き移籍したアレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】