防衛省統合幕僚監部が17日に発表した情報によると、海上自衛隊第5航空群所属のP−3C哨戒機と第13護衛隊所属のはつゆき型護衛艦は16日午後9時ごろ、中国海軍の2隻の軍艦が宮古島の北東110キロの海域を通過し、東シナ海に向かって北西に航行したことを確認した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  中国メディアの報道によると、同2隻の軍艦は中国海軍の「蘭州艦」ミサイル駆逐艦(艦番号は170)と「衡水艦」護衛艦(艦番号は572)で、17日午前より尖閣諸島(中国名:釣魚島)から70カイリ(約130キロ)離れた海域を巡航した。海上自衛隊によると、中国の2隻の軍艦は尖閣諸島付近の海域を通過して中国本土に向かい、日本領海には入らなかった。(編集担当:米原裕子)