茨城県日立市は2019年9月1日10月31日の2か月間、驚きのサービスを実施する。

動物園プール、科学館...。市内にある5つの公共施設の入場料が無料になるというのだ。


これは日立市の市制施行80周年を記念したもの。

対象となるのは、日立シビックセンター科学館、日立シビックセンター天球劇場、奥日立きららの里、かみね動物園、かみね市民プールだ。かみね動物園公式ツイッターには「ご乱心?」との声も寄せられているが、もちろん本気の施策だ。

2か月無料はすごい。タダになる入場料は高くても800円程度だが、それでもじゅうぶん嬉しい。そんなにサービスして大丈夫なのかとこちらが心配になる。

Jタウンネット2019年9月4日、日立市政策企画課の担当者に狙いを聞いた。

市民じゃなくてもタダになる

入場無料は市外から来た人も対象。年間パスポートを持っている人は期間が2か月延長されるなど、配慮されている。

2か月でも十分な長さだが、担当者によれば「もう少し長くてもいいのでは」という意見も出ていたという。期間の目安となったものの一つに、第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」(期間:9月28日10月8日)の開催がある。

「遠方からもいろんな方がいらっしゃるんじゃないかと。そういう時に市のPRという部分で、施設を使っていただければいいんじゃないかという意見を頂いて、このくらいの期間に設定しました」(担当者)

5つの施設は、市を代表する施設ということなどが理由で選定された。入場無料にすることで、財政的に問題はないのかを担当者に聞いてみると、

「収入がないということは事実なんですけど、極めて深刻な状況かと言われると必ずしもそうでないのかなと。それを少し我慢しても、国体でいろんな方がいらっしゃる機会を逃さないで、80周年ということも含めていろんなことをやった方が、市としてプラスになるんじゃないかと判断しました」

と話している。

茨城で国体が開催されるのは1974年の第29回大会以来45年ぶり。市制施行80周年と同年になったということを踏まえれば、2か月間の入場無料は「やりすぎ」ではないのかもしれない。

2か月間も、大丈夫?(画像は日立市かみね動物園公式ツイッターより)