野村周平が主演し、カリスマラッパー・ANARCHY(アナーキー)が映画監督に初挑戦した「WALKING MAN」の完成披露上映会9月5日、新宿バルト9で行われた。この日は野村、ANARCHY監督のほか、共演者の優希美青、伊藤ゆみ、星田英利も出席した。

漫画家の高橋ツトムが企画、プロデュースを担当し、ANARCHY自身の実話を盛り込んで作りあげた本作。極貧の母子家庭の家に育ち、幼い頃から人前で話すことも笑うことも苦手なアトムラップに出合い、最底辺の暮らしから抜け出すべく奮闘し、成長していくさまを描く。

ANARCHY監督と友人だったという野村は、オファーを受けた時のことを「酔っ払った時だった」と振り返る。「ちょうどこの役をやってくれそうな人が出来なくなって。(代わりの役者を)探していると言っていたんで、『僕がやりましょうか』と言ったのがきっかけ。そこから撮影に入ったという感じです」。

ANARCHY監督も「映画監督初心者の僕に乗ってくれたこの人に感謝です」と笑顔を見せると、「やはりラッパーを演じるのは、簡単ではないと思いますが、彼がラップができるのは分かっていたんです。いつも一緒に遊んでいる時も(ラップを)歌っていたから」と述懐。一方の野村は、「いつもラップを歌っていると言っても、ANARCHYさんの真似しかしていないから。でもANARCHYさんの真似は日本一上手いんですよ」と自信を見せた。

さらに本作について、「日本を代表するラッパーのANARCHYさんが初の監督をやるということですが、普通の監督にも負けない作品になっていますし、監督を含め、僕らの魂が詰まった作品になっているかなと思う」と観客に呼びかけた野村。そんな思いを受けたANARCHY監督がラップを披露。「YO! ANARCHY、映画監督初心者。僕に何ができるか悩んだ。スタッフすべてに力が必要。キャストには頭が上がらないよ。みんなに見てもらうのが楽しみ。素直でピュアな気持ちで見てほしい。伝えたいことは全部詰め込んだ。野村周平にはマジ感謝」と綴った言葉に、会場からは大きな歓声が沸き起こった。

「WALKING MAN」は10月11日から全国で公開。

舞台挨拶に立った野村周平ら