京急線

横浜市神奈川区で列車とトラックが衝突する大事故が発生。その内容を探るべくしらべぇ取材班は、横浜市消防局神奈川県警を直撃した。

■男性1人が死亡

神奈川県警と横浜消防局によると、5日午前11時40分ごろ横浜市神奈川区亀住町の京急電鉄神奈川新町第一踏切付近で、青砥駅発三崎口行きの8両編成の快速特急がトラックと衝突。消防車両22台(うち救急車11台)が出動し、乗客の救助にあたっている。

消防によると、15時時点でけが人は30名。そのうち男性1人の死亡を確認。事故の影響で先頭車両が大きく傾き、現場ではトラックが燃えて黒煙が上がった。警察は、踏切内で立ち往生したトラックに、電車が衝突した可能性があるとみて調べている。この事故の影響で京急線は、京急川崎駅上大岡駅の間の上下線で運転できなくなっているという。

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■「急ブレーキをかけたが間に合わなかった」

しらべぇ編集部の取材に対し、京急広報は「電車の運転士は、手動で急ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話す。

また、神奈川新町に所在するオートバックス東神奈川店スタッフは、事故当時について「店内にいたので、すごい音は聞こえなかった」と話している。

■被害の拡大が心配

ネット上では、被害の拡大が心配だという声があがっている。

「乗客の方、怖かったでしょう。被害が拡大しない事を祈ります」

「中継見たら、電車がグシャグシャでビックリした」

「まさに昨日のこの時間帯に乗っていましたが、踏み切りも広い見通しの良い所だと思うし踏切近辺て警笛も鳴らしますよね」

「架線がひっくり返ってた。かなりの速度で接触したものと見られる」

時間の経過ともに、被害の実態が明らかになって来た。

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(取材・文/しらべぇ編集部・おのっち

京急線踏切事故、男性1人死亡 運転士は「急ブレーキをかけたが間に合わなかった」