京浜急行の脱線事故に関するあるツイートが、今話題になっている。この内容の真意を探るべく、京浜急行本社を直撃した。
■先頭を電動車にすると…
話題のツイートは、このような内容だ。
「先頭車を電動にするということは、重い重量で踏切事故などで脱線しにくくするという理由があったと思います。関東で真っ先に思いつくのは京急ですし、先頭電動車の編成以外は皆無。京急の路線に乗り入れる他社の車両も先頭電動車にしています」
といった内容だ。これは、事実なのだろうか。
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■広報は「全て事実」
京急広報部に、しらべぇ取材班が聞いたところ「全て事実です」と回答があった。また、『なぜ京急は愛されるのか』の著者・佐藤良介氏は同著の中で、
「先頭車が重いと慣性の法則で、進行方向を変えにくいということがある。先頭車両が軽い非動力車両だと、脱線した場合、後ろの重い動力車に押され、脱線から転覆に至る危険性とともに、思わぬ方向に向きを変え、対向車両との接触により、二次災害を生じる重大事故の可能性もある」
と述べている。
■京急だから最悪の事態を免れた
ネット上では、京急だから、死者多数の重大事故にはならずにすんだという声もあがっている。
「少し調べましたが、京急だからこそ最悪の事態を防げたという感じですね」
「過去に学び、安全対策を強化してきた京急だからこそですね」
「たしかに車両の原型を、とどめてるのはすごいですね」
「万が一を考慮していて評価できる」
なぜ事故が起きてしまったかの原因究明はもちろん必要だが、万が一のことを考えて安全対策を取ってきた姿勢は、評価されるべきだろう。
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