先日、自身のInstagramにこれまでの波乱万丈の人生について苦しかった胸のうちを赤裸々に明かしたカナダ出身シンガーのジャスティン・ビーバー。彼の勇気ある“告白”には多数の「いいね!」を集めたが、ハリウッドセレブ達もそんなジャスティンを「誇りに思う」と称賛しているようだ。

若干13歳ながらトレードマークの“モップヘア”とベビーフェイス、そして甘い歌声で世界中の女子達を虜にしたジャスティン・ビーバー。一躍スターダムに上りつめるも、若くして富と成功を掴んでしまったジャスティンにはあらぬ誘惑も多く、公道でのカーレースによる逮捕隣人への“卵投げつけ事件”、そして突然のワールドツアーキャンセルなどネガティブな報道がメディアのヘッドラインを飾り、あっという間に“お騒がせセレブ”のレッテルが貼られてしまった。

ジャスティンはその後『Where Are Ü Now』『What Do You Mean?』といった楽曲をリリースし本業でカムバックを遂げる一方で、「より良い人間になりたい」と過去の数々の“失敗”を猛反省、そして亀裂が入ったままだった人間関係の修復に努めてきた。昨年にはモデルのヘイリー・ボールドウィンと結婚し、現在はその精神状態も落ち着いているようだ。

そんなジャスティンは現地時間2日、これまでの半生を振り返りInstagramに長文をしたためた。そこには「もう生きていたくない」と思いつめるほど人生に絶望した日々があったこと、富や名声を欲しいままにしながらも心は満たされていなかったこと、一人の人間として十分な成長を遂げる前に多大なプレッシャーや責任と向き合わねばならなかった苦悩などが記されていた。

カナダ・オンタリオ州の小さな田舎町で10代の若い両親のもとに生まれ、その後シングルマザーに育てられたジャスティンが、ハリウッドという煌びやかな世界で“天狗”になるのに時間はかからなかった。常にパパラッチに追いかけ回され、好奇の目にさらされるストレスや、突如襲ってくる空虚な気持ちから次第に心のバランスを崩すようになり、19歳でドラッグに溺れ20歳になる頃にはすでに「思いつくありとあらゆる間違った決断を下し尽くしていた」と告白した。

しかし神という心の拠りどころを得た現在は、ありのままの自分を受け入れてくれる人達に囲まれ、心の平穏を取り戻しているというジャスティン、ヘイリーとの結婚で“人生のベストシーズン”に突入した今を、精一杯生きていると明かしている。最後は「絶望的な状況でも諦めずに闘って」と同じように苦しむ人達へ向けてエールを送るのであった。

このように自身の波乱万丈の半生を包み隠さず激白したジャスティンの投稿には、「切なくて涙が出た」「勇気付けられた」といったファンからのコメントが多数寄せられた。またハリウッドセレブ達もジャスティンの赤裸々告白をこぞって称賛しており、クロエ・カーダシアンは「なんて美しいの! ありがとう! あなたを誇りに思うわ!」とメッセージを記している。さらにシンガーのリアム・ペインは「素晴らしく勇気ある行動」、俳優のカイル・マッセイは「とても力強いメッセージ。今日はジャスティンの投稿に気分がアガったよ。愛あるメッセージを拡散してくれてありがとう。今の世の中は君みたいな人を必要としている。信じることを決してやめないで」と綴っている。他にもエド・シーランノア・サイラスらがハートの赤い絵文字を記し、ジャスティンを称えた。

紆余曲折を経て、現在は愛するパートナーと“人生のベストシーズン”を謳歌できるまでになったジャスティン・ビーバー今月末にサウスカロライナ州にて行われるウェディングでは、そんな彼の清々しい笑顔が見られることを多くのファンが期待しているはずだ。

画像は『Justin Bieber 2019年9月2日付Instagram「Top ramen」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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