中国メディア・中国網は5日、先月河野太郎外相が韓国外相との会談で着用して話題となった竹製の腕時計が、中国のECサイトで大きく注文を伸ばしていると報じた。

 記事は、河野外相が22日に韓国の康京和外相と会談した際に着用していた時計を巡り、日本のあるネットユーザーから「金時計を見せびらかしている」との声が出たのに対し、河野外相が「竹製ですが、何か」と返し、ASEAN50周年式典の記念品としてもらったもので愛用していることを明かしたと伝えた。

 そのうえで、この話題を知った中国のネットユーザーが、話題となった時計について中国のメーカーが製造しているものであることを発見したと紹介。そして、アリババなどのECサイト上では同じ形式の時計に対して世界から数多く注文が入るようになり、河野外相がたちまち「中国のEC販促王」になったとした。

 さらに、河野外相の愛用品と同じデザインの時計を売るECショップの中には、「河野太郎推薦」というキャッチコピーを掲げている店さえ見られたと紹介している。

 ECショップ上での販売価格は150元(約2200円)前後とのこと。記事は、この商品を扱うあるサプライヤーの女性は「ニュースは知らなかったが、最近なぜか日本の客がどっと増えた」と語ったことを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

河野外相着用で話題の「竹時計」が中国ECで注文急増、ちゃっかり「河野太郎推薦」の文句まで=中国メディア