近年、VR技術の発展がめざましく、最近ではPCに繋がなくても遊べるスタンドアローン型のVRデバイスも増えてきている。スタンドアローン型が普及すると、次にユーザーが求めるのは移動の「自由度」ではないだろうか。

現状、限られた部屋のスペースで自由自在に歩き回るには限界があり、ゲーム内ではコントローラーのスティックで移動するものがほとんどだ。しかし、今回紹介する「VRGO Mini」はそんな限界を突破する足がかりになるかもしれない。

・重心を使って直感的に歩き回れる

VRGO Miniは、座って操作できる座椅子型のコントローラーだ。座った状態で体の重心をずらすことで円盤がグリグリと動き、ゲーム内でも自分が傾いた方向へ進むことができる。

傾斜の違いで「歩く」コマンドと「走る」コマンドも使い分けることができるため、まるで本当にその世界で移動しているかのようなリアルな感覚を得ることができるというわけだ。アクションゲームとの相性が高そうだ。

・回転式の座椅子があればどこででも使える

その形状から想像できるとおり、利用時には回転式の座椅子を必要とする。しかし、逆の言い方をすれば、回転式の座椅子さえあれば、部屋のスペースをそれほど気にせず移動できるということでもある。

対応デバイスもOculus Rift/Quest、HTC ViveSamsung Gear、PSVRなど、多種多様なモデルに対応している。VRGO Miniは現在Kickstarterにてキャンペーンを実施しており、本記事執筆時点では119ポンド(約1万5700円)から出資注文することができる。

VRでより快適な自由度を求める人はチェックしてみてはどうだろう?

執筆:Doga

VRGO Mini/Kickstarter