大人気ゲームアプリあんさんぶるスターズ!』の舞台化シリーズ最新作、『あんさんぶるスターズ!エクストラステージ』~Destruction × Road~の東京公演が、品川プリンスホテル ステラボールにて絶賛公演中! 朔間零役の小南光司さんらシリーズの初演からUNDEADを演じている4名のキャストを中心にした今回の『エクストラステージ』、その魅力に迫ります。

2015年4月にリリースされ、現在はTVアニメも放映中の大人気ゲームアプリあんさんぶるスターズ!。その舞台化シリーズ2016年6月に始まり、今作でライブ公演『あんステフェスティバル』を含めると7作目となります。

エクストラステージと呼ばれるこのシリーズは、Trickstarを主役とする物語本編のサイドストーリーとして上演されており、今作ではUNDEADが主役です。学院で最も“過激で背徳的”と謳われるこのユニットメンバーを演じるのは小南光司さん(朔間零役)、赤澤遼太郎さん(大神晃牙役)、奥谷知弘さん(羽風薫役)、瑛(あきら)さん(乙狩アドニス役)の4名。2016年の初演から変わらず演じ続けているメンバーが、体当たりで挑んだ『エクストラステージ』となりました。

初演キャストが時系列を遡り挑むUNDEADの“追憶”

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小南光司、赤澤遼太郎らによる“エモい”過去の物語も|『あんさんぶるスターズ!エクストラステージ』~Destruction × Roadゲネプロレポート

【写真左から】宮澤佑さん(蓮巳敬人役)、小南光司さん(朔間零役)、赤澤遼太郎さん(大神晃牙役)

第1幕は羽風薫の回想から、1年前の物語である「追憶*それぞれのクロスロードが描かれます。
今は“おじいちゃん口調”で、やる時はやるものの普段は気だるげな印象が強い朔間零は、ほんの1年前は生徒会長として夢ノ咲学院の頂点に立っていました。鋭い視線、荒々しいパフォーマンス……今まで観たことのなかった彼の姿は、かつて“五奇人”と呼ばれていたオーラが滲み出ます。

“震撼しやがれ愚民ども……!”

このフレーズは、大神晃牙お決まりの煽り台詞。しかし今作の冒頭でこの台詞を荒々しく吠えるのは、過去に晃牙が憧れ、心酔した朔間零その人です。

そんな零を文字通り“ワンコ”のように追いかけ慕っているのが大神晃牙。赤澤さん演じる晃牙のまっすぐキラキラした瞳を見ていると、どんなにうっとうしくても邪険に扱えない零の気持ちも分かるかもしれません。

地元の不良達が集まるライブハウスを“父親から任された”と語るのは、羽風薫。まだUNDEADに所属する以前の薫が、圧倒的なオーラを纏う零や、零に憧れて共にステージに立つ晃牙を見つめる姿は印象的でした。

そして零が“アラビアらへんの恩師に預けられた” 1年生アドニスは、登場早々にオカリナで晃牙と蓮巳敬人(宮澤佑さん)ギター×三味線セッションに参加するというインパクトを見せます。少したどたどしい日本語過去編ならでは。

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小南光司、赤澤遼太郎らによる“エモい”過去の物語も|『あんさんぶるスターズ!エクストラステージ』~Destruction × Roadゲネプロレポート3

【写真左から】赤澤遼太郎さん(大神晃牙役)、小南光司さん(朔間零役)、瑛さん(乙狩アドニス役)、奥谷知弘さん(羽風薫役)、

UNDEAD 4人それぞれの過去が描かれる第1幕。現在の時間軸に戻る第2幕では、かつての“朔間零”の面影を追う晃牙や、少しずつアイドルとして本気になっていく薫、友人ができ学院に馴染んできたアドニス、そして、退化してしまったようで、それでいてなお、かつてのカリスマ性が見え隠れする零の姿が見られます。

初演から演じてきた4名が1年前の彼らを演じたことは、初期から応援してきたファンには非常に“エモい”ことであったようにも思います。初日の囲み会見で晃牙役の赤澤さんが「それぞれのキャラクターが1年前に誰と出会って、何を思って、どう成長して変わっていったのか、注目していただきたい」と語りましたが、まさにその言葉を実感できるのが今作の構成となっていました。


“正義のヒーロー”流星隊は1人ぼっちから5人組へ

“悪は許さない戦隊ヒーローユニット”、流星隊も5人も揃って活躍します。
第1幕では暑苦しいほど明るいユニットリーダー守沢千秋(佐伯亮さん)が冴えない眼鏡姿でおどおどと登場し、ユニットの意外な過去が明らかに。
老舗の強豪ユニットでありながら、1年前はやる気のないメンバーばかりだったかつての“流星隊”と、そんな中でも必死に足掻いていた千秋。まっすぐな心根は変わらないものの、自信がなく、やや挙動不審さが目立ちます。

朔間零と同じ変わり者であり実力者“五奇人”の1人として数えられる深海奏汰(堀海登さん)は、海洋生物部の部長としても活躍。部員である薫と神崎颯馬(神永圭佑さん)をたしなめたり、千秋とはしゃいだり、零と語らったり……ユニットの隔てなく、今作で最も多くの人物と関わる1人かもしれません。

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小南光司、赤澤遼太郎らによる“エモい”過去の物語も|『あんさんぶるスターズ!エクストラステージ』~Destruction × Roadゲネプロレポート4

【写真左から】堀海登さん(深海奏汰役)、小西成弥(南雲鉄虎役)、佐伯亮さん(守沢千秋役)深澤大河さん(仙石忍役)、一ノ瀬竜さん(高峯翠役)

物語に癒しを与えてくれるのは、南雲鉄虎(小西成弥さん)、高峯翠(一ノ瀬竜さん)、仙石忍(深澤大河さん)1年生3人組です。今作が初出演となる一ノ瀬さんは、大好きな“ゆるキャラ”との遭遇でかつてなくテンションの上がる翠のかわいさと、パフォーマンス中のカッコよさのギャップを好演しました。

衰退していた流星隊で活動していた千秋にとって、今の5人で活動できることはどれだけ幸せなことなのでしょう。さらに後輩の翠に執拗に絡む裏には、彼をかつての自信のなかった自分と重ねて見ている節も見え隠れします。第1幕で千秋の過去が明らかになったことで、流星隊の物語もより深みが増してみえるのでした。

本質は変わらずも、それぞれの“過去”を抱える紅月

そして“伝統芸能を重んじる和風ユニット”紅月の3人は、それぞれが別の立ち位置から今作を盛り上げます。

特に今までは生徒会副会長としての真面目な一面ばかりが描かれてきた蓮巳敬人が朔間零、大神晃牙とともにUNDEADの前身となるユニット「デッドマンズ」としてパフォーマンスする姿に衝撃を受けたファンも多いのではないでしょうか。
学院の改革のため、敬人は零の力を借りたいと奔走しますが……。真面目がゆえに、空回りしていく敬人の不器用さ、もどかしさを、前作からの続投となる宮澤さんが丁寧に演じます。

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【写真左から】宮澤佑さん(蓮巳敬人役)、神永圭佑さん(神崎颯馬役)、武子直輝さん(鬼龍紅郎役)

同じく第1幕から登場する鬼龍紅郎(武子直輝さん)は、妹が大好きで、思いやりのある性格は変わらず。「デッドマンズ」の衣裳を作る裁縫の腕前もこの頃から健在です。ただ、鋭い目力が印象的で、より牙を剥き出しにしている印象も。

そして原作ゲームアプリでも声優として神崎颯馬役を演じる神永圭佑さんが、同役として初めて舞台版に出演。敬人を敬愛し「蓮巳殿!」と慕うその様子や人とは少しズレた言動は、緊迫した第1幕の物語を緩和させました。第1幕から出演していたメンバーの中では、今作で最も変わらないキャラクターだったように思います。

毛色の違う3ユニット、それぞれのパフォーマンス

『あんステ』と言えば、アイドルとしての彼らのステージも楽しみの1つ。舞台オリジナル楽曲も毎回話題となります。

今回の見どころはやはり、デッドマンズのパフォーマンス! マイクスタンドを振り回す敬人の貴重なパフォーマンスに鳥肌が立ちます。原作楽曲でもあるDeath Game Holicは勿論、オリジナル楽曲『Black Ball-Roomでは、デッドマンズの3人に紅郎が加わり、さらに激しく、背徳的な1曲となっていました。

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紅月は仙石忍役の深澤さんが“道具使いの紅月”と呼んでいる、と囲み会見で話していましたが、刀、扇子、和太鼓など、毎回和物を活用したパフォーマンスが話題。今回も羽衣のような布をひらめかせ、『薄紅色の約束』にのせてまるで天女のように舞ってみせました。

エクストラステージ』初出演となったUNDEAD流星隊
流星隊オリジナル楽曲Sail Away!Go your way!』は正義への船出を歌ったまさにこの海賊フェスのための楽曲。流星隊らしい聞いている人たちを励ますナンバーとなっているので歌詞にも注目です。
そしてUNDEAD流星隊による『VOYAGERS TO FUTURE』では文字通り、未来への希望に満ちた航海時代の幕開けを歌います。この楽曲をUNDEAD流星隊がどうパフォーマンスするのかも、ぜひご注目あれ。

勿論UNDEADマイクスタンドを使ったパフォーマンスや、色っぽいダンスと歌声も健在。お馴染みのあの楽曲から、意外なソロ曲も……!? 

まとめ

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小南光司、赤澤遼太郎らによる“エモい”過去の物語も|『あんさんぶるスターズ!エクストラステージ』~Destruction × Roadゲネプロレポート6

ユニットを掘り下げたエピソードが見られるのが、『エクストラステージ』の良さの1つ。今作ではUNDEAD、朔間零を中心にした過去が分かり、より現在の時間軸のキャラクター同士の関係性、各ユニットへの思い入れが感じられるステージとなりました。

次回作は『あんステ』初登場となるSwitchの登場も予告され、“五奇人”が揃う日も近いかも……? 原作ゲームアプリTVアニメは勿論、あんさんぶるスターズ!オンステージの今後の展開にも期待大です。

取材・文/通崎千穂(@tsu_otometsu

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公演概要

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あんさんぶるスターズ!エクストラステージ』~Destruction × Road~1

あんさんぶるスターズ!エクストラステージ』~Destruction × Road
原作 『あんさんぶるスターズ!』(Happy Elements K.K)
脚本 赤澤ムック
演出 宇治川まさなり
音楽 Arte Refact/角谷和俊    
作詞 松井洋平
日程 
大阪 梅田芸術劇場メインホール 8/22(木)~8/23(金)
東京 品川プリンスホテル ステラボール 8/30(金)~9/10(火)
     天王洲 銀河劇場 9/14(土)~9/29(日)
キャスト
朔間零 役:小南光司 大神晃牙 役:赤澤遼太郎 羽風薫 役:奥谷知弘 乙狩アドニス 役:瑛(あきら) 守沢千秋 役:佐伯亮 深海奏汰 役:堀海登 南雲鉄虎 役:小西成弥 高峯翠 役:一ノ瀬竜 仙石忍 役:深澤大河 蓮巳敬人 役:宮澤佑 鬼龍紅郎 役:武子直輝/神崎颯馬 役:神永圭佑

公演に関するお問合せ 
マーベラス ユーザーサポート 
TEL:0120-57-7405(土日祝指定日除く11:00~17:00) 
主催 マーベラスHappy Elements K.K/フロンティアワークス

公式サイト  https://www.marv.jp/special/ensemble_stage/
公式Twitter https://twitter.com/ensemble_stage

(C) 2016 Happy Elements K.K/あんステ製作委員会

あらすじ
“震撼しやがれ愚民ども……!”

UNDEAD』が結成するすこし前――――
当時生徒会長であった朔間零は、幼馴染である蓮巳敬人が自らを利用し学院に革命を起こそうと画策していることに気づいていた。
零は敬人に従属する条件として「自分を上手に使いこなして地下ライブハウスの問題を解決してみせろ」と提示する。
敬人は零と、当時から零に憧れていた大神晃牙を率いて『デッドマンズ』を結成し、ライブバトルで事態を収束しようとするが……?!

そして時は流れた現在、『UNDEAD』の大神晃牙・羽風薫・乙狩アドニスは零の誘いで『流星隊』と共に“海賊フェス”に参加することに。
真夏のステージで海賊と海軍の戦いが始まる――――

ライブビューイング概要

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あんさんぶるスターズ!エクストラステージ』~Destruction × Road~2

タイトル 『あんさんぶるスターズ!エクストラステージ』~Destruction × Road~大千秋楽ライブビューイング

チケット
■価格
¥3,600(税込/全席指定)  ※一部の映画館では特別シート等で別途料金が加算となります。

■チケット取扱い  
<チケットぴあ>
・一般発売 9/7(土)11:00~9/26(木)23:59

※シアターリストや注意事項等は公式サイトにてご確認ください。

主催 マーベラスHappy Elements K.K/フロンティアワークス

公式サイト https://www.marv.jp/special/ensemble_stage/ 
公式Twitter https://twitter.com/ensemble_stage
© 2016 Happy Elements K.K/あんステ製作委員会

小南光司、赤澤遼太郎らによる“エモい”過去の物語も|『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Destruction × Road~ゲネプロレポート