いわゆる「物申す系ユーチューバー」として知られるシバターが、「NHKから国民を守る党」(以下、N国党)の立花孝志党首から「裁判を起こす」と迫られている。

そんななか、シバターが公開した動画が、ファンから大不評を買っているようだ。

■シバターに「逃げるなよ」

今回の騒動の流れを簡単に解説すると、N国党所属の久保田立川市議会議員の過去について、シバターが動画内で言及したことが発端。

久保田議員から「名誉既存で訴えられないですか?」と相談された立花党首が、シバター本人に民事裁判を起こす意向を伝えたところ、「しつれいしました。動画、非公開にしておきますね」「本当にすみませんでした。今後一切ネタにしません」とメールが返ってくることに。

これに対し、立花党首は「そんなんで済まないだろ」「ネタだったら何でもいいと思ってたのかって、それは無理だよ」などと動画内で批判。

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■「裁判やりたくないよ」と懇願

これを受ける形でシバターも自身のチャンネルに「立花さん、俺裁判やりたくないよ」と題した動画をアップ。そこで、仮に裁判を起こしたとしても得する人はだれもおらず、結果的に久保田議員の過去がより周知されてしまうだけだと訴えた。

しかし、立花党首が動画内でシバターからの返信メール画面を晒していたこと、シバターが上記動画のコメント欄を封鎖し、評価できないように設定したことが、さらなる火種になってしまう。

■「裁判に備えて」「裁判ニゲターさん」

この結果、翌日に公開した全然関係のない動画のコメント欄に、非難の声が殺到することに。

「こんなくだらない話題配信しとる場合じゃないんじゃないかい? 裁判に備えて行動しなよ」

「なに、昨日の動画のコメ欄と評価非表示にしてんだよ」

「裁判ニゲターさんじゃないですか」

「やらかしたんだから真っ先に全力で自分のことを叩けよ」

「絡んだ相手が悪かったね」

■7割の人が「ユーチューバーはやりすぎ」

「やらかしたユーチューバーを真っ先に全力で叩け」というOPテーマを、自身の動画内で使用することで知られるシバター。現状、自分自身がやらかした感じになってしまっており、心のなかで「やりすぎた」と思っているのかも。

ちなみに、しらべぇ編集部が、全国10〜20代のユーチューバーの動画を見ている男女745名を対象に調査したところ、全体の67.4%が「ユーチューバーの動画を見てやりすぎだと思うことがある」と回答した。

ユーチューバー

男性67.0%、女性67.7%と、男女差はほぼなく、およそ7割の人が行き過ぎた動画があると実感しているようだ。

今後、シバターはどんな反応を見せるのか。シバターウォッチャーとしては、なんだかんだで裁判をすることにし、それを動画として逐一上げていきそうな気がするが……。

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(文/しらべぇ編集部・宝田洸太

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国10代~60代のユーチューバーの動画を見ている男女745名 (有効回答数)

シバター、N国党・立花氏に「裁判やりたくない」 動画大荒れの事態に