コロンビア戦で1ゴール1アシストと活躍のネイマール、相手との接触でハプニング

 ブラジル代表のエースFWネイマールパリ・サンジェルマン)が、現地時間6日の国際親善試合コロンビア戦(2-2)に先発出場し、1ゴール1アシストと存在感を発揮した。その一方で、相手の強烈なタックルを受けて看板に直撃するハプニングが発生。映像が公開されると「明らかにファウル」「悪意がある」「面白い」と反響を呼んでいる。

 負傷の影響で長らく代表から遠のいていたネイマールが復帰したなか、コロンビアはMFハメス・ロドリゲスレアル・マドリード)やFWラダメル・ファルカオガラタサライ)が欠場。試合は前半19分、ネイマールのクロスからMFカゼミーロ(レアル)が合わせてブラジルが先制した。

 だが、ここからコロンビアの反撃に遭う。前半25分、FWルイス・ムリエルにPKを沈められると、直後の同34分にも再びムリエルに被弾。ブラジルはリードを許したが、後半13分にネイマールが同点ゴールを奪った。

 問題の場面が起きたのは後半29分だ。ブラジルが攻撃を仕掛け、左サイドの深い位置にロングパスを供給。これに反応したネイマールが相手DFダビンソン・サンチェストットナム)を抜きにかかるも、サンチェスが激しいタックルをお見舞いする。これでバランスを崩したネイマールは倒れ、勢いそのままに頭から広告看板に直撃した。

 このプレーネイマールは感情を露わにすると、すぐさま主審に抗議。両軍の選手が集結して一触即発の空気が流れた。結局、主審はカードを提示せず、しばらくして事態は収束している。

 米スポーツ専門局「ESPN」アルゼンチン版は「フレンドリーなどない! コロンビアDFが体を当て、ストライカーは頭をぶつけた」と伝えれば、同局ツイッターには「ひどいファウル」「ネイマールを傷つけようとする悪意がある」などのコメントが寄せられた。またブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」の公式ツイッターが映像を公開し、ネイマールの演技という声に対して、ファンから「これがシミュレーションというのは不適切」と擁護の意見も出ている。

 試合は2-2で終了したが、復帰戦で活躍したネイマールは格好の標的となってしまったようだ。(Football ZONE web編集部)

コロンビア戦で復帰を果たしたFWネイマール【写真:Getty Images】