ニュージーランド戦、56年ぶりW杯4連敗回避なるか

 バスケットボールワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)で1次リーグ3戦全敗となった世界ランク48位の日本は7日、同38位・ニュージーランドとの順位決定戦(東莞・東莞藍球中心)を行い、前半を39-55で折り返した。八村塁(ウィザーズ)のが膝の不調と疲労、主将のPG篠山竜青が左第1趾末節骨骨折で残り試合を欠場し、10人で戦っている。ファジーカス・ニックが両チーム最多の24得点、6リバウンドと奮闘している。

 エースと主将を欠く中、比江島慎、渡邊雄太、馬場雄大、ファジーカス・ニック、田中大貴が先発。試合前にはニュージーランド伝統の「ハカ」が日本選手の前で披露され、幕を開けた。第1クォーター(Q)開始19秒、課題にしていた3ポイントシュートを決められ先制を許したが、直後に田中が2点を取り返した。米国戦で孤軍奮闘の18得点を挙げた馬場雄大の3ポイントなどでシーソーゲームを展開したが、相手の遠距離砲に苦戦し12-22の残り5分4秒でたまらずタイムアウトを取った。

 その後は攻撃の核を担うファジーカスが第1Qだけで17得点を奪うなど奮闘。課題だった3ポイントシュートも相手と同じ5本を沈め、29-29に追いついて第1Qを終えた。第2Qの序盤にファジーカスを下げると、得点を奪えない。リバウンドでも優位に立てず、29-37の残り7分30秒にタイムアウト。以降も徐々に点差を広げられ、劣勢に立たされている。

 8月の強化試合4戦で108得点、W杯1次リーグ3戦で40得点の八村の存在は大きかった。NBAの新シーズンを見据えた苦渋の決断。馬場によると、チームに「申し訳なかった。力を一つに頑張っていきましょう」と言葉を述べたという。強いリーダーシップを発揮してきた篠山は、この日の試合前のウォーミングアップでも声を張り上げ、選手たちとハイタッチを繰り返してチームを鼓舞。まさにスローガンとする「日本一丸」で挑んでいる。

 日本は8月の強化試合でニュージーランドに1勝1敗だった。初戦は八村が両軍最多35得点を挙げるなどの大暴れで99-89の勝利に導いたが、2戦目は3ポイントシュートだけで39点を奪われ、87-104の大量失点で敗戦。1戦目と異なり厳しいマークを受けた八村は両軍最多19得点だった。

 ニュージーランドは日本との強化試合2戦目で3ポイントシュートを13本沈めた通り、今大会3試合で12本、11本、12本を成功させ、一つの強みとしてきた。NBA選手はいないが、まとまったチーム。ラマス監督は「3ポイントシュートをもちろん警戒して、そこを抑えれば勝機がある。そこのディフェンスが凄く重要になってくる」と警戒していた。

 日本はW杯1大会で4連敗となれば、初出場した1963年ブラジル大会で5連敗して以来、56年ぶりとなる。順位決定戦は2次リーグに進出できなかった16か国が、4グループに分かれ、2試合で17位から32位を決定する。1次リーグの勝ち点を引き継ぎ、1度対戦した国とは戦わない。9日には世界ランク28位のモンテネグロと対戦する。(THE ANSWER編集部)

ニック・ファジーカス【写真:Getty Images】