ニュージーランドに81-111の開幕4連敗、比江島、竹内譲次&公輔の3人で自主練習

 バスケットボールワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)で初の開幕4連敗となった世界ランク48位の日本は8日、同28位・モンテネグロとの順位決定戦(9日、東莞・東莞藍球中心)に向けて練習を行った。7日のニュージーランド戦では、日本の大会最多111失点で敗れた日本。全敗回避、W杯の対欧州勢初勝利もかかる最終戦に向けて、この日は希望選手のみの自主練習となった。

 NBAウィザーズの八村塁が膝の不調と疲労、主将のPG篠山竜青が左第1趾末節骨骨折で残り試合を欠場。10人で懸命に戦ったが、ニュージーランドの3ポイントだけで54失点するなど課題を埋められなかった。この日は比江島慎、竹内譲次、公輔の3人が約1時間の軽めの調整。シュート練習などで感触を確かめた。

 今回の日本代表で、前回出場した06年のW杯を経験したのは竹内譲次と公輔の双子だけ。34歳の譲次は、選手ミーティングを行うことを明かした。

「この後、選手だけでも話し合う予定ですし、意見を吸い上げる部分もあるし、最後に一つ、10人しかいないけど、どう迎えるか。最後にみんなの気持ちを吸い上げて一つにするチャンスがあるので、どういう意見が出るか、各々がどんな意見を持っているかを試合で見せたい」

 ニュージーランド戦で日本はなんとか1勝をもぎ取ろうと、序盤からアップテンポで挑んだ。29-29で第1クォーター(Q)を終了。初勝利のにおいが漂いかけたが、次々と空中を舞うニュージーランドの3ポイントシュートにかき消された。強化試合で痛感した警戒ポイントを抑えきれず。じりじりと点差を付けられ、渡邊雄太(グリズリーズ)は「遊ばれた。日本代表として恥をかいた」と悔やんだ。譲次は、八村と篠山の不在の影響を明かす。

「雄太とか(馬場)雄大もそうですけど、塁がいないことで得点面でのカバーで思うところがあったと思う。ただ、そこに対して個になりすぎた部分もあったのかなと思う。チームとしてもっとボールをムーブして、相手の隙を突くところ。日本のやりたいものではなかったのかもしれない。

 前の状況から変わって、核となる選手が離脱した中で、ずっと彼(八村)ありきの中で親善試合からやってきた。雄太がいますけど、塁がいなくなった中で、Bリーグメンバーの僕たちがやってきたバスケを出すいい機会。そこを強調していきたいと個人的には思います」

 W杯で欧州勢に9戦全敗。最後に初勝利を挙げることで来年の東京五輪につながるはずだ。公輔は屈辱を味わった4連敗時のチームの雰囲気を振り返り、原点である「楽しむ」に回帰する大切さを説いた。

「昨日の試合後が一番、雰囲気が悪かった。悪かった理由に塁の離脱と竜青のけがもあった。もっとバスケットを楽しむ。勝ち負けにとらわれすぎていたなというふうに感じる。昨日の試合後ですね。あと1試合しかないし、昨日はみんな下を向いていたし。もちろん、代表チームなので勝利が一番大事ですけど、見ている人にあんなゲームをして失礼だった。みんな下を向いていたし、本当に顔を上げて、みんなで2か月やってきたことを最後に思い出して、明日は全てをコートに置いてきたいと思います」

 最後の40分まで全力で戦い抜く。(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada

練習後、取材に応じた竹内譲次【写真:浜田洋平】