スペイン代表は8日、ユーロ2020予選・グループF第6節でフェロー諸島代表と対戦し、4-0で勝利した。

5連勝でグループFの首位に立つスペインが、5連敗で最下位に沈むフェロー諸島をホームに迎えた一戦。5日に行われたルーマニア代表戦を辛勝したスペインは、その試合からセルヒオ・ラモス以外のスタメン10人を変更。

これまで同様[4-3-3]の布陣を採用するスペインは、3トップに右からオヤルサバル、ロドリゴ、スソ、中盤アンカーロドリインサイドにパレホとチアゴを配置。最終ラインは右からカルバハル、セルヒオ・ラモスエルモソ、ガヤと並べ、GKにデ・ヘアを起用した。

地力に勝るスペインが立ち上がりからボールを支配する中、スペインは13分にチアゴのパスからゴール前に抜け出したオヤルサバルがGKを引きつけラストパス。最後はロドリゴが無人のゴールにシュートを流し込んだ。

主導権を握りながらも追加点が遠いスペインは37分、スソが左CKでマイナスにクロスを入れると、ペナルティーアーク手前のチアゴがボレーシュート。これがゴール右隅を捉えるも、シュートはGKニールセンのファインセーブに弾かれた。さらに38分には、チアゴの右クロスをゴール前のロドリゴが頭で合わせたが、ボールは枠の上に外れた。

後半も立ち上がりから押し込むスペインは50分、チアゴのロングパスをボックス右外で受けたロドリゴがカットインから左足を振り抜くと、相手DFにディフレクトしたボールがゴールに突き刺さった。

追加点を狙いたいスペインだったが、73分にピンチを迎える。セルヒオ・ラモスが自陣でボールを奪われると、ボックス内まで持ち上がったビャルタリオにシュートを放たれたが、これは飛び出したGKデ・ヘアのファインセーブで難を逃れた。

その後、スペインは84分にセルヒオ・ラモスを下げて代表デビューとなるウナイ・ヌニェスを投入。すると、89分にボックス右から仕掛けたチアゴの折り返しアルカセルが決め、勝利を決定づける3点目を奪取。

さらに試合終了間際の93分にもアルカセルがゴールネットを揺らし、4点目。この直後に試合はタイムアップを迎え、ホームで快勝のスペインが無傷の6連勝でグループ首位を独走している。

サムネイル画像