9月10日(火)放送の「樹木希林さん特別番組~おもしろうて、やがて不思議の、樹木希林~」(夜7:00-8:54、テレビ朝日系)で、司会を務める落語家立川志の輔が収録を終えての感想を語った。

【写真を見る】樹木希林の仰天エピソードの数々に、笑顔を見せる立川志の輔

2018年9月15日、惜しまれつつ天国へと旅立った希林さんは、いったいどんな人生を送ったのか。

今回の特番では、生前、希林さんと親交のあった各界の20人の証言者にインタビュー。その証言と貴重映像を通し、あらためてさまざまな角度から希林さんに光を当て、他界してなお人々を惹きつける彼女の実像、生き方、謎に迫っていく。

■ オファーを断っていた!?

司会を務める志の輔は、「実は司会をお願いされたとき、第一声、私は“希林さんにお会いしたことがないので…”とお断りしたんですよ」と告白。

プロデューサーから、「会ったことがないからこそ、視聴者代表の目線で司会を務めてほしい」と言われて引き受けたものの、希林さんのとらえどころのない人物像に迫るうち、「なんといっても20人の方が生き生きとした思い出話をお持ちで、それだけのエピソードを皆さんに配られた希林さんは素晴らしい! 正直、ここまでスゴイ人だったとは思い至っていなかったですし、ここまでインパクトを受けるとも思っていなかった…! 他の仕事では味わえない感覚でした」と、すさまじい衝撃を受けたことを打ち明けた。

■ 志の輔「どんどん興味が…」

また、志の輔は、希林さんの娘・也哉子さんへの単独インタビューも担当。也哉子さんが10歳の頃、希林さんと旅番組に出演したときの秘蔵VTRを振り返りながら、希林さんの子育てエピソードに志の輔が驚く場面も。

母である希林さんは、也哉子さんに対し世の中の仕組みや生き方を常に厳しく教えてきたといい、「安らぎの母というよりは、鋭いナイフのような存在だった」と振り返る也哉子さん。

そんな“母親”としての一面を初めて知った志の輔は「希林さんは“私はレールなんて敷いていないわよ”という顔をしながら、也哉子さんを素晴らしい境地へと導くように見事なレールを敷いていらしたのではないかな…」と感じたことを明かす。

そんな数々の証言をひも解くうち、「本来ならば、“追悼”というのは故人を思い返して悲しむことだと思うのですが、僕の中で希林さんのことがどんどん面白くなってきちゃって…。ますます分からなくなってしまったし、どんどん興味がわいてきました」と語る志の輔。

続けて、「でも、これだけたくさんの樹木希林さんを見せていただいたことは、私にとって素晴らしい財産になりました」と、ますます希林さんという存在に引き込まれた様子。

また、「泣いたり、笑ったり、驚いたり…とても感情が揺さぶられる内容ですので、この2時間、ジェットコースターに乗ったような気持ちになると思います。それぐらいものすごい中身なので、ぜひ心して“ご乗車”ください」と番組の見どころをアピールした。(ザテレビジョン

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