9月9日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に、キングコング・梶原雄太がゲスト出演し、失踪事件の最中の心境やその後の経緯について語った。

【写真を見る】「戻って来いとは言わん。とにかく休みや」と声をかけてくれたという藤本敏史

1999年に西野亮廣とキングコングを結成した梶原は、人気絶頂の2003年に2カ月半も芸能界から失踪した。

この失踪事件について、梶原は「多くの人に迷惑をかけた」と頭を下げつつ、「丸3日間、記憶がまったくない。もちろんいまだに」「後々聞いた話では、兵庫県宝塚市のカラオケボックスの中に1人でいたらしい」と、当時の深刻な状況を明かした。

失踪中は「誰にも会いたくない」という理由で、梶原の携帯電話はずっとオフのまま。

それでも親への連絡だけはと思って電源を入れたところ、オンにした途端にFUJIWARA・藤本敏史からの着信があったそう。

藤本は、梶原に対して「戻って来いとは言わん。とにかく休みや」という言葉とともに、病院へ行くこともアドバイス。

そして藤本の勧めで病院へ出向いた梶原は、医師から心身症と診断された。

また、失踪中に手を差し伸べてくれた恩人の1人として、2003年に解散したお笑いコンビ・ババリアの三浪昇の名前を挙げた梶原。

関係者が梶原の行方を捜しているような状況だったが、三浪も藤本と同様に「おまえは休んだ方がいいから好きなことしなさい」と言葉をかけてくれたという。

その頃の梶原は「(相方の)西野はもう別のコンビを組んでやってるんだろうな」と思い込んでいたとか。

しかし失踪から2カ月後、母親からの「西野くんが待ってくれてるで」という連絡をきっかけに相方と再会し、芸能界に復帰することに。

当時の心境について、梶原は「『(芸能界に)戻って来い』と言われたら絶対に戻れてなかった」「とにかくゆっくり休めって周りが言ってくださったから戻って来られた」と、感慨深げに語っていた。

芸能界に戻った梶原だったが、失踪前は9本あったキングコングのレギュラー番組も復帰後はたった1本に激減。

相方の西野が絵本作家などマルチな活動で注目され始めたこともあり、「西野に迷惑をかけたくない」という思いから4~5年ほど前には引退も決意していたという梶原。

だが、2015年から「快傑えみちゃんねる」(カンテレ)へのレギュラー出演が決まり、上沼恵美子が「あなたはスターになれるよ」と梶原を激励。

大先輩から贈られたこの言葉で、梶原は「新しいことにチャレンジする」熱意を取り戻し、現在のYouTuber「カジサック」への道筋が開けていったという。

放送終了後、SNS上には「すごくいい内容の授業。学校や会社がツラいと感じている人に見てほしい」「大変な時期を乗り越えた今の梶原さんが楽しそうでよかったな」「梶原さんと同じような出来事を体験したので、テレビを見ながら号泣」などの声が上がっている。

次回の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」は9月16日(月)放送予定。(ザテレビジョン

キングコング・梶原雄太