2019年9月5日、台風12号と14号の影響で大雨による洪水被害に見舞われているタイ東北部と北部の被災者支援のため、人気歌手たちがチャリティーコンサートバンコク北部近郊で開催。集まったファンらに募金を呼びかけ、多くの寄付が寄せられた。

 タイでは、8月30日から31日にかけて南シナ海から上陸した台風12号が東北部を直撃。複数のカ所で大雨による洪水に見舞われた。さらに9月3日には、14号が上陸。ベトナムからラオス南部。そしてタイ東北部や北部へも洪水被害が拡大している。こうした中で、タイ政府も被災者支援に乗り出しているが、民間の動きは素早く、人気歌手たちが旗振り役となって、被災者支援に立ち上がった。

 チャリティーコンサートを呼びかけたのは、現在トップの人気の誇るラムヤイ・ハイトーンカムさんと所属事務所代表のプラチャクチャイ氏だ。それぞれ、今回大きな被害を受けている東北部ロイエット県とヤソートン県の出身でもあり、地元やその周辺の被災に心を痛め、自分たちができることを他の歌手仲間にも呼びかけ、参加歌手たちはノーギャラで出演するなど数日で開催となった。

 ラムヤイさんは、取材に答えて次のように話した。「私の故郷でもあるイサーン地方(タイ東北部)と北部でも洪水で大きな被害が出ていて、多くの人が困っています。私一人だけでは少しのことしかできませんが、(歌手)仲間や皆さんの力を集めて被災者の方々の助けになりたいと思っています。タイ人同士助け合いの心を被災者の皆さんに届けたいです。」

 会場には、多くのファンが詰めかけ多くの人が募金箱に寄付する姿が絶えなかった。そして、このチャリティーコンサートの数時間に寄せられた募金は、101,289バーツに上った。また、指定口座に振り込まれる募金もあるが、まだ未集計とのことだが、続々と送金されているとのことだ。

 連続した台風12号と14号の影響は、バンコクにも及びコンサート当日も雨がパラつく天候となった。また、ラオス南部パクセなどからも洪水被害の報道があり、タイ・ラオス両政府とも被災者の支援を急いでいる。

タイ人同士の助け合いで、困っている人を助けたいと呼びかけたラムヤイさん