文在寅韓国大統領が、朴槿恵大統領と“同じ道”を歩み始めた。

 文大統領の後継候補とされる曹国氏のスキャンダルが拡大の一途を辿り、反日どころの騒ぎではなくなっているからだ。
「曹氏は、むいてもむいても疑惑が尽きないため、『タマネギ男』と揶揄されています。税金逃れのために家族ぐるみで資産隠しや不透明な投資を行ったり、息子の兵役逃れなども指摘されているが、致命傷になりそうなのが、娘に関する数々の疑惑です」(全国紙元ソウル特派員)

 韓国メディアによると、曹氏の娘が高校生の頃、大学医学部の研究所で2週間インターンをしただけで、2008年に発表された医学論文で共同執筆者の「筆頭」に名前を連ねていたことが明らかになっている。

 この医学論文が評価され、2010年には名門の高麗大学に筆記試験なしで合格。さらに、娘は釜山大学の医療専門大学院に進み、在学中の3年間にわたって奨学金を不正に受け取っていた疑惑も取り沙汰されており、韓国の検察が強制捜査に乗り出しているのだ。
「現地報道では、曹氏の娘は成績が悪く、とても高麗大学に合格できるレベルではなかったそうです。そのレベルで奨学金がもらえるのも不自然。超のつく学歴社会の韓国、しかもソウル大学の教授も務めていた曹氏の娘に不正疑惑が持ち上がったことで、若者たちは猛反発しています」(同)

 朴前大統領も、親友の娘の大学不正入学事件を機に失脚し、有罪・長期服役が確実視されている。

 韓国国内の野党および右派は、朴前大統領に適用された経緯が有罪だとすれば、曹氏の疑惑もそれに該当し、当然、文大統領も逮捕されることになると息巻く。
「朴前大統領に向けられていた検察の矛先は、完全に文氏に代わりました。文氏は、朴政権の不正捜査を指揮した尹錫悦氏を論功行賞として検察総長(日本の検事総長に該当)に就任させれば、大法院(最高裁)、検察ともに自分の思い通りになると計算していたはずですが、まったく逆の展開になっています。日本のように“当然、忖度するだろう”と思って任命し、『不正をどんどん摘発してくれ』と檄を飛ばしていたら、尹総長がまったく“忖度なし”で自分に牙を剥いてきたわけです。まるでコントのような話ですよ」(同)

 尹総長は、曹氏のスキャンダルについて、「文大統領の行為も朴前大統領の罪状にそのまま当てはまる」と、文大統領逮捕の可能性も示唆しているという。

 日本とのGSOMIA(軍事情報包括保護協定)破棄は、「この一連の曹氏のスキャンダルから国民の目をそらし、怒りの矛先を日本に向けさせるための決定だったのではないか」とさえ言われているが、韓国国民の文大統領に対する不信感は増す一方。それどころか、GSOMIA破棄と竹島での大規模な軍事演習で、アメリカの怒りも買ってしまったのだ。

 米政権中枢の極秘情報を提供する『ネルソンリポート』という専門紙の中で、さるトランプ政権の高官が、竹島での軍事演習を論ずる際に「文という男は本当にFool(バカ)で、どうしようもない」との表現まで使用しているほどだ。
「米国が竹島問題に言及するのは極めて異例です。米国防総省関係筋は、こんな話もしています。『米国は文大統領を信用しない。だが韓国軍は信用している。付き合いは、文氏よりも何十倍も古いからだ』。これは、自国の防衛力後退に危機感を募らせる韓国軍が、無血クーデターを画策しても米国は否定しないというメッセージとも受け取れる」(軍事ジャーナリスト)
(明日に続く)